2014.05.26


ヌーヴォレコルトの快勝でした。

フジの中継アングルをうんぬんするまでもなく、個人的には最後の1ハロンまでハープスターに焦点をあてまくりでした。ヌーヴォレコルトとバウンスシャッセがどう抜け出してきたかがわからないまま。改めてレース映像を確認しましたが、ヌーヴォレコルトの抜け出しは完璧でしたねー。開くまで待てたのは鞍上の落ち着きの証。後方から迫るであろう桜花賞馬をイメージはしていたでしょうが、仮にハープスターを画面から消してみたら?ねぇ。如何なく力を発揮した結果の勝利でしょう。前が開いてトップスピードにのせるまでのフットワークは勝ちにふさわしい力強さを見て取りました。


レースラップです。
12.4-10.6-12.2-12.8-12.7-12.7-12.8-12.5-12.0-12.0-11.3-11.8

向こう正面までは落ち着いたラップに見えますね。でも、どうやらレースのポイントは1、2コーナーにあったようです。以下は自分の見立てですので妄想だったらご容赦を。

パトロールフィルムを見ますと、1コーナーからサングレアル、フォーエバーモア、パシフィックギャルのあたりがガヤガヤしていて、その後ろが玉突き的に手綱を引いています。ハープスターもそれに巻き込まれたかな、2コーナーの出口付近で手綱を引く姿が確認できました。

その間隙を狙っていたでしょう、後方にいたニシノアカツキがハープスターの斜め前まで進出。ハープスターのひとつ外で蓋をした格好になりました。この蓋は3コーナーで効いてきた様です。馬群の外に展開するために川田はいったん下げてニシノアカツキの外に回る必要に迫られました。その間のレースラップは12.5-12.0。4コーナーでマイネグレヴィルが早めにアクセルを踏んでいる分ですが、直後の馬群もじわりと加速しているでしょう。いったん下げるハープスターとは対照的に映ります。1番人気をけん制するニシノアカツキのファインプレー、鞍上勝浦のお見事な判断でした。

グリーンチャンネル、フジの中継とも、1、2コーナーのカメラワークは先頭から後方まで馬群をなぞる、お決まりのアクション。ニシノアカツキのすっと蓋をする動きを捉えていませんでした。端的にカメラワークのパターン化を責めるのはなんとも難しいところですが、G1くらいは別カメラで経験のあるカメラマンにアングルにゆだねるのも悪くないかもしれませんね。あ、直線のハープスターアップは残念の一言ですね。肝心のヌーヴォレコルトの加速の様がしっかり見れませんからね。


ヌーヴォレコルト。

いいスタートでしたね。1コーナーまでについたハープスターとの距離がなにか象徴的に見えます。上記のせめぎあいに関与なく、中団でじっくり脚をためる展開。一つ前のレース、1400mのフリーウェイSが逃げ切り勝ちですから、馬場から見て早仕掛けからのセーフティリードが魅力的に映るところ(マイネグレヴィルはそれを狙ったでしょうし)。それをじっくり待ったのは鞍上のファインプレーでしょう。お見事でした。

…馬場状態がアシストしたところもあるでしょうかね。最後の1ハロンはもっと失速してもいいのかもしれません(ハープスターも同様ですが)。馬場のチューニングが強いグリップを要求しない状態にあると見立てるなら、マイルG1の逃げ切りもうなずけるように思っています。

勝利ジョッキーインタビューは終始神妙な面持ち。後藤の一件はわかりますが、いま鮮やかに勝った人馬を素直に讃えたいですからね。それとこれとは別にしてもよかったように思います。


ハープスター。

2コーナーでの接触、3コーナーでのポジション取り、さらに直線に向いてからどんどん外に追いやられるコースロス(パトロールフィルムで見るとびっくり)。これらを跳ね返してなおクビ差まで詰めましたから、能力は示したと思っています。結果が伴わなかったことだけで距離適性の話を持ち出すのはちょっと粗野でしょう。個人的には2000mあたりにベストな適性があるように思っています。あとは直線コースかなー。ニューマーケットのローリーマイルとかドーヴィルとか。凱旋門賞のプランは続行のようですが、ジャック・ル・マロア賞でも見てみたいと思っていたりします。

…たられば。3、4コーナーのラップがもっと速いかもっと遅いかすればしっかり届いたかもしれません(少なくともニシノアカツキをもっと効率的に捌けたかなと)。3コーナーから最加速地点の登坂部分までずっと加速ラップで先行勢が引っ張ったのはハープスタースポイルの要因のように思っています。

外に回して届かなければ仕方ない。調教師のレース前のコメント主旨です。おそらく馬の将来を見据えた見解なのでしょうが、そのことが強く鞍上のアクションを制限しているような印象があります。阪神ジュベナイルの敗因を内外のコース取りに求めたことが、桜花賞を獲ったことにもオークスを獲り損ねたことにもつながっているような。ある意味必然の負けだったかもしれません。…プレイヤーに裁量の余地が少ない競技というのは、表現されたものに対して残念な思いをする場面が増えるんじゃないかなと。表現が雑かもしれませんが、プレイヤーがのびのびできる周囲の準備もイベントが盛り上がる重要な要素、などとふわふわ思っているところです。ファンも含めて、ですね。


バウンスシャッセ。

パドックでグッと見直しました。東京に良績はありませんが、馬格と充実感から評価をあげてみました。結果、馬連は2、3着だったわけですが、あのリズムは覚えておきたいと思います。まぁヌーヴォレコルトの評価を上げられていないわけで、完全に片手落ちなわけですけどね。

直線に向いて進路を失った時間。もったいなかったですねー。あそこがスムーズだったら、わからなかったかな。最後ははじけるように馬群から抜け出してきましたが、勝ち馬とはスムーズさの差といえそうです。

それにしても鞍上のフォームとアクション。堆積した記憶のせいでしょうが、なにやら往年の岡部と横山を足して割ったようなそれに映っています。鞭をしならせるひじの角度とかね。最近の北村の力強さは馬のリズムに添うような、グイグイ引き出すようなそれに映っていまして、ちょっと好感を覚えています。あ、でも最終のシンボリエンパイアは猛省していただきたいですけどねw


現場の空気。あくまで主観ですが、レース直後は落胆というよりよりどころなくざわざわとしている、という印象でした。強い馬の強いところを見たい、という期待感がインフレしていたでしょうかね。それもまた競馬、とは昭和の時代からの語り口ですが、それだけじっくり競馬とお付き合いしてくれるファンはどれくらいいるのかな、などと勝手に心配。ライトユーザーの動向が売り上げを握っているでしょうから、落胆する可能性も含めてハープスターに寄せた煽り文句や宣伝は悪くはないとは思うんですけどね。


ハーツクライ。人気のディープインパクトに立ちはだかる様は子ども同士でも変わらず。ジャスタウェイとジェンティルドンナもそうですよね。一部の皆様には超萌える展開なのかなーなどとふわふわ思っているところですw はい適当な感想w



最後に。

ほんとにたらればですが、今日レッドリヴェールがでていたら。どうだったでしょうね。今日の内容ならあったかもなー見てみたかったなーと、ざわざわしたレース後のスタンドで花粉症明けの悪友と話しておりました。


さぁ、いよいよ大一番。週間天気予報を見る限り、馬場状態に大きな変化はないでしょうか。レッドリヴェールは図らずもウオッカのローテーションで臨みます。牝馬のダービー制覇かー。個人的にはイスラボニータが勝てないパターンをイメージしては打ち消して過ごす一週間のように思っていますが、アグネスデキシイの妹がダービーですからねー迷っちゃうんですよねー。

仕事は変わらずのリズムですが、ダービーウィークですからね。
わくわくしながら過ごしているはずでございます。


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