2014.06.29


ゴールドシップ横山典弘が楽しみになってきました。

追い切り後の共同インタビューを確認。かみ合ってませんでしたねー。ここ3週の追い切りに乗って、探り探りコンタクトを獲りやすくしてきたという件まではよかったのですが、どうやらそれぞれの前提が違ったままの受け答えが続いたように聞こえました。以下、かなり要約していますが、こんなやり取りでした。


質問:スキンシップを取っていたのは(よりよいコンタクトを意識していた表れなのか)。
横山:こちらがどうこうする馬じゃない。お願いする立場。こちらから押し付けるとかやってくれではなく。皆さん知ってる通り、すごい能力をもってるわけですから。気分が向くか向かないかでずいぶん違う。お願いのためナデナデしてきた。

質問:お願いする立場というのは乗りやすいのか難しいところがあるのか。不安はないのか。
横山:不安といえば全部不安。…(失笑気味に)わからないです。出来はよい。あとは当日の気持ち。ゲートをでてみないと。

質問:とはいえ我々は強いゴールドシップを期待しています。どんなパフォーマンスを見せたいか、ファンに向けて。
横山:(困ったように?)…あのー、僕もゴールドシップのパフォーマンス、みせてもらいたいです。いかにゴールドシップが走りやすい雰囲気にもっていくかが僕のやること。彼さえちゃんと走ってくれれば結果は自ずとついてくる。


…。どちらかというとインタビュアーの準備不足かな。横山は能力も実績も出来も確かな馬を相手に、勝つための最善の戦略として、馬の機嫌を重視するというスタンス。機嫌ですから事前の確証などありようもなく、ゲートをでてみないとわからないわけで、それを誠実に正直に伝えているのだと思っています。結果として苦笑いするしかない場面もあったのでしょうね。

一方のインタビュアーは、気性面の不安について何か対策があるのだろう、意図した工夫があるのだろう、そしてその効果のほどはどのくらいか、というシナリオをもってインタビューを進めようとしているように思えました。勝負ごとにどんな計算をして臨んでいるのか引き出す、というスタンスでよいでしょうか。

そりゃかみ合いませんよね。人間側にどんな戦略があるのか→最後は馬の機嫌だね→その機嫌をどうコントロールするのか→機嫌だから当日にならないと→いやいや戦略や準備はあるのでしょう、というやり取りですからw 質問の言葉尻からインタビュアーが横山に不誠実さを感じた瞬間もあったように思えます。困ったもんだw


陣営にあるのは、ゴールドシップの自発性、走る気持ちを尊重する方針、と言い換えればもう少し聞こえもよくなるでしょうか。よく伝わってくるのは以下のインタビューでした。
「馬の思いと俺の思いが乗る度に形になっている様に思う」横山典弘騎手にインタビュー | netkeiba.com競馬コラム


個人的に受け取っているのは、過去の追い切りと比較して手綱を詰めていないのかな、という点。手綱のテンションでペースアップを求めていかない、鞭も使わない、でも鞍上のコントロールの中に馬を置き続ける。そんな試みなら、コンタクトを強くするより難しい取り組みでしょう。ただ人馬が密にシグナルを交換する様は、自分もそうですが、素人かつ第3者視点ではとても読み取れないですものね。インタビュアーはそこをもうひとつ引き出してほしかったな、と。

今回に限らず聞き手側は、プレイヤーがすべて言葉にしてくれるはずがない、くらいの心づもりで臨んでほしいと思っています。プレイヤーのリテラシーに頼り切らずに、プレイヤーの価値の枠組みを言葉にして引き出す。今回のインタビューはそちらに比重が少ないように受け取れました。

「で、勝ち負けになるのか」が聞き出したかったのでしょうかね。そこを期待して「わからない」と返された格好なら、そりゃムッとしても仕方ないのかな。個人的には、それはジョッキーに言質を取ることではなく、予想するこちらが悩んで楽しむところだろう、と思っています。ゴールドシップは確かに走ってくれるんですね、なんてアプローチなら、まぁ、野暮というべきでしょう。



ゴールドシップ以外にも目配せを。

昨年ほどの馬場の悪化でなければ、ジェンティルドンナに期待してみたいかなと思っています。決して阪神2200mのロケーションが合わないタイプではない印象。川田が強気すぎなければ。

ウインバリアシオンは重馬場巧拙と近走の安定感から人気をしているようですが、追い切りの動きがちょっと気になっていまして。ラスト1ハロンで仕掛けてからの体のキレが、天皇賞のときの方があったような。馬場状態がだいぶ違いますので端的に時計比較はできないのですけどね。個人的な心象ですが、明日に向けて頭の隅に引っ掛けておこうと思います。

あとは内側の馬場状態次第でホッコーブレーブ。正直、田辺はこちらに乗ってほしかったなぁと思っています。追い切りの動きからも軽視はできないという評価ですね。

逃げるのはヴィルシーナかカレンミロティックでしょうか。かなり縦長になったなかでの3、4番手ならトーセンジョーダン、とか、多少の色気ももっていたりします。いやー、その展開予想はピンポイント過ぎるかな。



いずれにせよ予想をまとめるのはレース直前。ゴールドシップのご機嫌を見極めるのが、今回のグランプリの味わいどころと思っているところです。面白い賭けになるといいですね。楽しみです。


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