2014.07.30


8/3号の競馬ブックで、非常に興味深い座談会が収録されています。

「前編」と書かれているのですが、すでに内容がてんこ盛りでございます。まだ全然咀嚼できておりませんが、ざーっと思いつくままに書いておこうと思います。あ、ただ前提として、詳細は買って読みましょうという姿勢でまいりますのでご容赦を。いや、内容のあるものは伝聞とかコピペじゃダメですって。馬との約束事をどう積み上げていくか、という点に関心がある方は必見と思います。


パドックを右回りに、という提案は以前からあったのでしょうか。自分はとても新鮮でした。日本の競馬が左回りになった理由、反対にヨーロッパが右回りな理由については明確には示されないのですが、様々に類推するその議論のうねりが非常に刺激的。右回りだとお客さんと馬との間に引き手が入る、とはもっともな指摘と聞こえました。

自分が思い当たったのは、日本のパドックだと馬が甘えるように引き手に首を寄せながら歩く姿。あれは引き手が馬より内側を回っている分、角度的にやりやすいのかなと。これが右回りだったら、引き手が馬よりパドックの外側を歩くことで、心理的、物理的な「壁」の役割を果たせるでしょうから、ひょっとしたらまっすぐ歩く馬が増えるかもしれません。

そうですね、「壁になる」という表現は座談会通じてのキーワードだと思っています。このキーワードを意識して読んでみて、わくわくしちゃう方はきっと似たマインドをお持ちですのでぜひご一報をw


あとは「引火力の強い動物」という表現も見つけることができます。サラブレッドの場合、ひととの約束事を重ねた結果、レースに行って気持ちが前にでなくなるまで安心、信頼しきってしまってはまた別の問題が発生するわけですよね。「いつでもハミと引き手がコンタクトできる状態」をつくりつつ「空ぶかし」にしておく、「完全にエンジンを止めたオフ」とは違う気持ちのオンオフを求める必要がある、という主旨の議論も展開されていました。たまにジョッキーのレース後のコメント(主に敗戦の弁)にある「落ち着きすぎ」という感覚はこの議論につながりそうですね。


他にも一般的なサラブレッドの正しい引き馬のあり方について選択問題をだしたら、ウエスタンの関係者から正解がないと指摘を受けた話とか、ハートバミは効きが強いから取り扱いには注意とか、手綱とハミの強弱が上手い人はその馬の本来の首の動きを殺さない、とか。興味深い文脈がさらさらとでてまいります。一発で「あぁなるほど」といかない話ばかりですので、このあたり馬の世界に身をおいていないもどかしさがありますね。ぱっと質問にいける場所がないという。

ただ、マスコミでの競馬の語られ方はよくもわるくも定式化していると感じるところが大きいので、こうしたあまりお目にかかれない議論は楽しさを覚えるばかりです。後編も楽しみ。



もうひとつ紹介。オルフェーヴルにある、やんちゃ、暴れん坊というイメージ。レース後にジョッキーを振り落としたりコースアウトして戻ってきたりゴール前で急に内によれて見たり、というもろもろの所作を端的に形容した結果でしょうが、走りのブレについてバイオメカニクス的にちょっと解説がありました。…これは直接読んでくださいませw

個人的には「ギャロップのときすごく狭く、重心の真下を踏んでいる」という表現が刺さりました。いや、これ後出しで卑怯みたいですが、自分がオルフェーヴルに見て取りつつも言葉にしていなかった部分なんですよね。適した言葉が見つかっていなかったといえばいいでしょうか。ハーツクライの前肢の逆バージョンといいますか、モデル歩きといいますか、自分の体の真下にある直線をきれいに踏み違えずに接地し続けられる、といえばかえってややこしくなるかなw 個人的に自分の着眼した内容との接点を見つけた思いがしています。



最後に。

完全に個人的な事情ですが、実は日曜の雷でテレビとモデムが逝ってしまいまして。家族の話ではテレビから「バン!」という音がしたとか。かろうじて電源ははいるのですが画面上部1/3ほどがみにょーんとなってしまい終了状態w モデムにいたっては電源自体がはいらず。これらの手配に時間と気力がもっていかれてしまっていました。

いや、でも、この記事を読んだら元気でましたねw わかりやすいタイプなのでしょうw わくわくするって大事ですねw

まずは今週中に中京記念、エルムS、キングジョージをさくさく回顧して。そのあとでちょっと止まってしまっていた「競走馬ハンドブック」を読もうと思い直しております。金額的にも内容的にも、もったいないことをしないように。頑張りますー。


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