2014.10.09


シガーが死亡したとのことです。

といっても最近のファンでは歴史上の名馬くらいの存在感かもしれませんね。以下はブラッドホース誌の記事。首の変形性関節症を患っていて、手術後の合併症で亡くなったそうです。24歳ですから十分頑張ってくれたでしょうか。主戦だったジェリー・ベイリーがシガーのスピードを素敵に語っています。
Racing Hall of Famer Cigar Dead at 24 | BloodHorse.com

自分が競馬を始めた当時の「見上げる」存在でした。アメリカ最強馬、という響きで真っ先にイメージするのがCigerなのです。たぶんサラブレの付録だったと思いますが、部屋にポスターを貼っていたのを思い出しました。いやー、どミーハーですよねw

特徴をよく示すのは95年のブリーダーズカップ・クラシックでしょうか。4コーナー手前で早めの進出。内から4頭目あたりの外目を回りながらグンと抜け出して押し切るという、いかにもアメリカンな強さですね。ていうかベイリーが自信満々w
Cigar - 1995 Breeders' Cup Classic + Post Race & Interviews -YouTube


そうそう、当時の世界記録に並ぶ16連勝を懸けたレースは、まさに記録達成のために設けられたサイテーションチャレンジ。同じ連勝記録をもつサイテーションにちなんで名づけられたレースで、無事に勝利するあたりが役者です。当時はネット環境が普及していませんでしたから、専ら地上波の中継で取り上げる映像と、週刊誌の記事などでわくわくしていたのを覚えています。


個人的に、最大の功績は第1回ドバイワールドカップに参戦したこと、そして勝ったことだと思っています。いまでこそ恒例のドバイミーティングですが、当時のワールドカップはノングレード。賞金の高さとチャーチルダウンズを模したナドアルシバ競馬場で、当時の最強馬が(それも連勝を継続中)もろもろのリスクを取って中東からの招待を受けるのかが話題に上がっていたと記憶しています。

確か調子がいまいちだった?かつ直線でソウルオブザマターの猛追。それに対してガンをくれるように半馬身からこちらに近づけないチャンピオン。役者ですわーw
Cigar - 1996 Dubai World Cup + Post Race -YouTube

国策として競馬に取り組むドバイからすれば、アメリカはお得意様ですものね(石油の話)。是非ともチャンピオンクラスの馬が出走した中で第1回のレースをアピールしたかったのでしょう。アウェイを承知で遠征を決めた背景は他にもいろいろあったかもしれませんね。ひと側にノウハウのない中で結果を出したことが、馬自身のタフさを物語っていると受け取っております。ちょうど日本馬3頭の凱旋門賞が残念な結果に終わっただけに、その力強さがうらやましくも思いますよ。


引退後に無精子症が判明したのは残念でしたが、あの強さのイメージはなかなか損なわれてはくれません。プリークネスSのサンデーサイレンスと並んで脳裏にパッと浮かぶ勇姿。時間は確実に経過していますね。どうぞ安らかに。May you Rest in Peace.


関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://keibadecade.blog98.fc2.com/tb.php/790-031fb715