2014.11.24


ダノンシャーク、G1に届きましたね。

直線半ばでインを突いて伸びてきたときには、さすが岩田と思いましたねー。秋華賞でショウナンパンドラ浜中が背負ったリスク、因果といえば因果でしょうか、今度は岩田がそのリスクを背負いました。んー、そこに緻密さをみるというよりは、なんでしょう、経験からくる岩田の脊髄反射といえば程よい表現でしょうか。いつもの岩田が今回は象徴的に映っています。


レースラップです。
12.0-10.4-11.3-11.6-11.4-11.5-11.3-12.0

ホウライアキコが最内からハナを主張。外枠かつゲートがいまいちなミッキーアイルの状況を踏まえて和田が判断したものと思ってます。浜中も事前に想定していたのか、番手の競馬を選択しました。その直後にグランデッツァ、というところまでは自分も読めていたのですが、ワールドエース出遅れとはね。。。


本命はワールドエースでした。ダイワマッジョーレあたりのポジションを取ってから、フィエロの外をブロックしつつミッキーアイルをいつパスするか、という個人的な読みだったのですが、予想ではなく願望になっちゃいましたね。前進気勢の強い馬でのブドーの前受けが奏功すると思ったんですけどね。

パトロールフィルムを見た限りですが、ゲートが開く直前に頭を下げるワールドエース。それを起こしたあたりでゲートが開けば軽くのけぞった状態から出遅れになりますね。油断とは思いませんが、ちょっとだけブドーに準備がなかったような間に映りました。…えーと、こちらも馬券が外れていますので、そのあたりを加味して読んでいただければw

出遅れてからのブドーはちょっと慌てていたように見えています。4コーナーでもうひとつ待っていればフィエロの直後が取れたかもしれませんし、直線向いてからトーセンラーが外に張ってくることが想定できていなかったようにも見えましたし。

一方のワールドエース自体は、後手後手でなお、よく踏ん張った印象。ただ、五分にスタートできたとして、1、2着を上回る末脚を披露できていたかはちょっと疑問かなと思い始めています。…いずれにせよたらればの話ですけどねぇ。エクイターフを踏みしめながら前受けして粘りこむ、強いマイルチャンピオンが見たかったという願望があったみたいです。残念でした。


勝ったダノンシャークは、フィエロの直後でインを手放さなかったことが勝因でしょう。直線向いて、エキストラエンド(出来よかったですね)とミッキーアイルの進路取りがダノンシャークのヴィクトリーロード確保を結果的にアシストしたように見えています。このあたりはパトロールフィルムで正面から見てみてください。

前走富士Sの大敗は競馬場で見ていましたが、坂下が最速ラップでステファノスの後方一気が決まるという先行馬には厳しい展開。着順はノーカウントと認識していました。G1のパドックでもそん色なく魅せていましたしね。ただ、これまでの惜敗の仕方とワールドエースにバイアスをもっていた分、予想の面では3番手という評価になりました。

タフに走ってきた馬のG1戴冠。今後の動向はどうなるでしょう。香港が合いそうなイメージもありますが、さすがに急ですよね。夏も休まず使っていますし。来年も現役続行なら安田記念を楽しみに待てそうです。


フィエロは惜しかった。オンタイムではワールドエースばっかり見ていたので後で確認したのですけどw 福永の誘導は見事なそれでした。2着であったことで責める向きもありそうですが(これまでの行いがそうさせるのかもしれませんけどねw)今回のライディングに非を求める必要はないと思っています。ハナ差で勝ったら絶賛されていたはずです。

マイラーズC、スワンSの惜敗からチャンスは十分と思っていました。はい、予想の上ではワールドエースから厚めの対抗。2番手評価でございました。なんという美しいタテ目でしょうねー。ありがとうございます、今週も順調ですw


トーセンラーは実力通りの善戦でした。トレーナーとジョッキーが口を揃えて、昨年は条件が全部向いたという主旨のコメント。鮮やかな差し、ということは嵌ったという言い方もできますからね。4コーナーで外を回らず、直線で進路が確保できれば掲示板まで押し上げては来る、そこからどこまで上位に迫れるかという見立てでした。次走は香港?末脚に徹するでしょうからね、面白そうです。


ふたひねりくらい捻って、サンレイレーザーの複勝をもっていました。馬体の充実をパドックで見て取ったのが大きな要因でした。大外枠に目をつぶっての購入だったのですが、スタートからの川田のプッシュがすべてだったかな。いや、揶揄ではなく、馬場と枠順、相手を考慮すると、控えても勝機が見出せないでしょうからね。ホウライアキコがあのペースで突っ込んだ時点で勝機は潰えたと思っています。


ミッキーアイルは想定していた通りの番手追走。折り合わなかった、というより力んだままの追走になったようです。ホウライアキコが突っ込んだラップをつくってかつ、前にいたことが大きかったでしょうね。パドックで見た印象は「スプリント寄り」。今後のローテーションはどうなるでしょうね。


そうですね、想定していたラップは中だるみがあってからの残り600-400が最速というものでした。ラスト1ハロンで待機勢が差し届くかワールドエースが押し切るか、みたいなイメージだったのですが、もう少しミッキーアイルがイニシアチブをとる流れが前提でしたので、あれだけ道中流れてしまうと苦しいですね。勝ちタイム1:31.5、逃げたホウライ、ミッキー、サンレイが大きく着順を下げていること。厳しいペースだった証拠はちゃんと記録されています。


そのハイペースの中、グランデッツァは都大路Sで示したパフォーマンスを再現するような粘り込み。残念ながら今回は相手が一枚上手だったということでしょう。待機策を取っても切れ味が増すわけではないでしょうからね。しっかり前受けして上位に食い込んできました。

鞍上秋山もスタートから一計を案じていたようです。かなり露骨に外に張っていました。おそらくミッキーアイルが内に寄せにくいよう、ひとつ手を打ったものと思います。内の馬が横にいれば、それを交わすのにもうひと脚使わなければいけなくなりますからね。

しかし、この時計で走破して勝てないとなるとG1制覇のチャンスはどこになるでしょう。個人的には東京ダート2100mで見てみたいんですけどねw


ラスト600からのどこかで瞬間的に速い脚が要るとということ、ラスト1ハロンでバテないこと、前目かつ内々で立ち回ること。求められるであろうこれらの要素を考慮して、相対的にダイワマッジョーレ、グランプリボス、ロゴタイプ、クラレントらの評価を下げたのは、まぁまぁピントが合っていたでしょうか。



最後に。

カルティエ賞はキングマンが受賞。あの脚は京都で活かすことができるのか、香港でなら手合わせできたかな、などいろいろ妄想するところではありますが、日本の年度表彰はまだ見えない部分が大きいですかね。

ジャスタウェイの戦歴がなんとも評価の難しいところですが、短距離はスノードラゴン、古馬牝馬はラキシスでほぼ決まりでしょうか。チャンピオンSで大崩れしなければダートはコパノリッキー。とここまで考えて、それ以外のカテゴリーは今週のジャパンカップにかなり左右されそう、ということに気づきました。毎年豪華メンバー集結!という美辞麗句がついて回りますが、今年は本当にすごいメンバーですね。

個人的には昨年に近いスローでスポイルされる有力馬続出、凡戦と揶揄されてしまうような流れを予感しているのですけどね。お互いの長所を消しあうのもまた厳しい凌ぎ合いと思っていますので、ジェンティルドンナの連覇は素直に力の証明と受け取っています。3連覇成るでしょうかね。

3日間開催で明日がありますし、東スポ杯もキャリーオーバーも気になるところですが、ジャパンカップが非常に楽しみ。まずはあと1週間、好天のままでお願いしたいです。


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