2015.02.21


リアルスティール、抜け出してからの脚色、鮮やかでした。

1番枠をしっかり活かした内容になりました。直線抜けるところを探すまでは難儀していましたが、進路を確保してからは鮮やか。阪神のデビュー戦の内容を踏まえると、かなり楽しみになってきたと思っています。

いちおう、向こう正面で前向きなところをだした結果でしょう、少し馬体が伸びた状態で追走しているように見えていまして。気になるところではありますが、キズナと同じディープ×Storm Catですから、極端に縮めながら走らなくてもよいのかもしれません。このあたり、ノースヒルズの前田さんの書籍でチラッとだけ書いてあるんですけどね。育成段階でのノースヒルズとノーザンでは考え方が違うようです。同じ配合ながら力の使わせ方が異なるとき、どんなパフォーマンスの差になって表れるのか、ちょっと注目するところでもあります。


レースラップです。
12.7-11.1-11.4-12.2-12.6-12.6-11.8-11.0-11.7

3ハロン目があまり落ちない入りのラップ、ここでドゥラメンテが行く気を見せてしまいました。前に馬がおらず、両サイドから雁行されれば抜かそうという気持ちも起き易いでしょうか。どちらかというと負けん気ではなくプレッシャーに抗しきれなかったが故の所作だったと見ています。

気持ちを収めるまでに向こう正面を目いっぱい使ってしまったでしょう、それでなおあの仕掛けで先頭に踊り出ようとしたのですから、相当な排気量だなぁと感嘆するばかりです。十分なフィジカルを示してくれました。百日草特別で小躍りした感覚は信じてもよさそうです。

週中の報道では次走は皐月賞、トライアルを使わず直行とのこと。…うーん、わかりませんけどと前置きしつつ、乗り替わりでしょうかね。アクセルを踏んでからスピードがあがるまで、といいますか、追う動作と馬の加速するアクションが噛み合うまでの間、ちょっともたついているように見えるんですよね。一方で、事前に予見できないまでもあのテンションに陥らないための準備があったかというとなんとも…。無事にクラシック戦線に導くには鞍上の力量が厳しく問われてしまうのかな、と思っているところです。人馬のリズムをもう一回トライするには時間がありませんしね。


1、2着以外ではダノンメジャー。馬券的にはリアルスティールの評価を下げてこちらを厚めに濃淡をつけたのですが、残念な展開になってしまいました。ああいうときに走りを止めるのはもう、鞍上の裁量に委ねるところかなと思っています。生き物ですからね、あれも含めて買う側が腹をくくっておくのが肝要、長く楽しむための心構えとして的外れではないと思っています。でも、あの手応えはもったいなかったですねw

アヴニールマルシェはさすがに後ろ過ぎたでしょうか。後方待機策、テンの3ハロンだけ見ると真っ当なのですが、3、4コーナーの緩み方を見るとせめて中団に構えていないと、という何とも悩ましい印象。ソールインパクトとあわせて末脚は展開にスポイルされたという認識です。こういう負け方は平気で巻き返してくる可能性がありそうですので、次走がどこになるか注目しておきたいと思います。



京都記念もさっくり触れておきます。

ラブリーデイとスズカデヴィアス、まぁきれいなタテ目でした。ハープスター本命だったのですが、終わってみれば納得感もあります。ラップは典型的な前残りを示していますし。そうできる2頭がいたということですね。


レースラップはこうでした。
12.8-11.4-12.6-12.3-12.1-12.2-12.4-11.7-11.4-11.0-11.6

ハープスターの敗因はなんでしょう。鞍上はいつもよりも前に位置どりしたことを挙げていました。ともするとフィジカルの問題として捉えられそうですが、個人的には、これまでのレース経験やそこから来る集中力の持続の仕方、これが今回の展開とアンマッチだったのではないかな、と解釈をしているところです。多分に仮説ですね。

これまでは序盤をゆったり構えて、レースの後半でビッと集中させる訓練をしてきました。こうした経験を繰り返した馬に序盤から気持ちをのせられるようなサインがでたとしたら。道中リラックスして追走していたようには見えないんですよね。かかってはいないんですが、気持ちをいれてしっかり追走してしまったと表現するのがよいでしょうか。…全力少女という言葉が浮かんでしまったのはご容赦くださいw

追走のときの中間ギアといいますか、こころの中間ギアといいますか、6割7割の力で追走する鍛錬が十分でないが故に直線まで集中力も体力も十分残らなかった、と推測をしています。その割には崩れなかったなと、逆に感心したほうがよいのかもしれません。

というわけで、ハープスターのいまいまの集中力からするとマイルくらいのリズムが向いているのでは、というイメージに至っております。ジェンティルドンナも負けたから京都記念は鬼門、という議論には組みしにくい見立てでございますね。ドバイで調子を落とさずに、ヴィクトリアマイル→安田記念、なんて姿を見てみたいと思っています。


一方のキズナはこれから先につながる、十二分な試走となりました。キズナのリズムを壊さず、次につなげる運び方にしながら、勝ち負けする可能性を模索する。いやはや、これが武豊の準備と勝負の仕方ですね。馬券的には差し届かないという見立てから評価を下げていまして、結果的に正解だったのですが、直線の伸び脚を見るとねぇ、自分の見立ての甘さを噛み締めるところでもありました。

ラブリーデイ、トーホウジャッカル、ゴールドシップ、フェノーメノ、アドマイヤデウス、サウンズオブアース、そしてキズナ。どれだけ出てくるかはわかりませんが、春の天皇賞が面白くなって来そうですね。



最後に。

もうフェブラリーSなんですよね。連覇がかかるコパノリッキーは内目にはいりつつも、コーリンベリーよりは外枠という、可もなく不可もない枠順といっていいでしょうか。コーリンベリーが仮に飛ばしたとしても、2番手以降がスローに近い流れで展開するなら内枠有利な結末もありえますね。でも、フェブラリーSってG1になってから連覇がないと聞くと、端的に気になっちゃいますねぇw

先週ソールインパクトで4コーナー手前から外を回してきた内田。このG1で、インカンテーションでそれを再現するならちょっと面白い存在になるかもしれません。また、最内枠は避けたいコースレイアウトですが、すぐ横に極端な脚質の馬が固まりましたのでね、ローマンレジェンドには特別不利に働かないかもしれません。鞍上岩田ですのでインベタから抜け出すところを狙ってみたい、かなと。

まだまだ絞る段階ではありませんが、日曜は久しぶりにゆっくり観戦できそうです。雨予報が悩ましいですけどね、楽しみにしています。


関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://keibadecade.blog98.fc2.com/tb.php/820-4c356433