2015.03.03


ヌーヴォレコルト、狭いところを抜けて来ました。

だいぶ雨が降ったようですが発表は良馬場。道中落ち着いた割に上がりがかかっているあたり、そりゃあ雨の影響はありますよね。水はけはよいが緩めの馬場、というイメージをもって予想の出し入れを行いましたが、レース映像で確認した芝の掘れ方からすると、まぁまぁピントは合っていたでしょうか。

とはいえ開幕週。先行、内枠有利のバイアスも加味すると、ひとつ後ろ、ひとつ外というポジショニングがもたらす影響は少し大きく見積もる必要があるのだろうなぁ、という認識もありました。正直、イスラボニータへの期待は昨年から変わっていないのですが、予想は別、と割り切って評価しましたよ。。。

レースラップです。
13.1-12.2-12.2-12.3-12.1-12.3-12.2-11.7-12.2

何はともあれ、ヌーヴォレコルトのゲートが速かったですねー。ゲートが開く前の動きを確認してみましたが、居並ぶ男馬がガタガタと落ち着かない中での、ヌーヴォレコルトの泰然自若な姿。狭いところを割る精神力の一端がここでも見えたような気がしています。

逃げたタイキパージファルは2ハロン目を引っ張らなかったようですね。そのままイーブンペースで逃げていたことも含めて、リアルタイムで観戦していたときとはちょっとイメージの異なるラップでした。2番手ロゴタイプ以降が少し手綱を引く動作もありましたので、向こう正面はもっと大胆に緩んだのかと思っていました。

勝ったヌーヴォレコルトのハイライトはもう直線のイン突きに尽きるでしょうね。あそこで外に進路がなくなったのはマイネルフロスト松岡の腕と気概でしょう。個人的に4コーナーから直線入口までは「さぁどうする!」と思ってみていました。まぁ下世話ねw

正面からのパトロールフィルムも確認してみましたが、昨年のジャスタウェイより慎重な所作だったのではないでしょうか。
脊髄反射というよりはひとつ馬にせまい間隔をみせるような間。「ここを抜けるぞ、ここしかないぞ」と鞍下に言い聞かせるような間。…うーんやっぱりこれに応えたオークス馬の胆力を褒めるべきでしょうね。


逃げ馬を御していた鞍上の技術と精神もまた評価されるべきでしょう。通るんじゃない、というギリギリを攻めるような内ラチとの間隔。内を突かれて交わされるまでまっすぐ走らせたことも含め、クリスチャンの技術があの勝負を担保したと思っています。出来もよく、マイペースで運んだロゴタイプ自身は十分力を出したといえそうですね。


ステファノスがイスラボニータを末脚で凌駕する、その可能性は十分感じていました。当日の渋った馬場に負けないパワーならステファノスに分があるだろうと思っていましたよ。シュタルケの4コーナーの運び方もよかったですねー。イスラボニータの真後ろから直線に向く直前でひとつ外へ展開する、コースロスのないイン→アウトの動き。イスラボニータの手応えがいまいちな分スパートが遅れたとのレース後のコメントがありましたが、脚質もありますのでこれは仕方のない範囲でしょうか。調子を落とさなければ、次走以降も、春の府中でも期待ですね。


イスラボニータは馬場に泣かされた格好。ただ、向こう正面での力みは結構なロスだったとも思っています。冬場のもっさり感をどの程度削ぎ落とすかなど、もろもろの条件が重なっての敗戦だったのでしょう。陣営からはそこまで悲観する声は聞こえて来ませんでした。

個人的にはもう少しパンプアップしてて欲しかったんですけどねー。カラダの柔らかさが特徴である分、あの馬場でパワーに欠けるとね。強めにグリップしてパワーで押し出し続けないと推進力が確保できないでしょうから。開幕週の良馬場だったらなぁ。外枠も加味して予想の上では評価を下げたのですが、やっぱり負けるのは残念ですね。端的に、走りがすきなんですよね。

少なくとも名実ともにマイル戦線の中心、という扱いは難しそう。勝ち切るにはちょっと条件の要るタイプになっているのかな、と思い始めています。柔らかさを維持しながらパワーを増すって難しいんですかねぇ。春に向けて調子は上げてくるでしょうから、期待して待ちたいと思います。


ちなみに、過怠金の程度についての指摘を目にしましたが、また別の軸をもっての議論が必要になるでしょうから、今回は避けておこうと思います。どこかの法廷のような前例主義が多少は必要でしょうか、とか。この種の硬質な議論はエンターテインメントには向かないですかねーどこかで読みたいですけどねー。



最後に。

ルメールがリツイートで騎乗停止になりました。ん、ちょっと言葉足らずですかねw ドバイシーマクラシックのワンアンドオンリーはデムーロで調整するような報道も目にしましたが、乗れない理由がこれだとちょっと残念ですね。

とはいえ調整ルームでの管理を強めろという意見にはあまり賛同したくはないですね。今回の件でペナルティ30日の前例ができましたから、今後の抑止に一役買ってくれるならと思っています。…さっき避けた議論に近づいちゃいますねw

スミヨンが、後藤に関するツイートと勘違いして自身のツイートで激怒するナイスなエピソードも見つけることができました。たぶん、やつはいいやつですねw まずは復帰後の活躍を楽しみに待ちたいと思います。


※3/4追記:自分が感じているより軽い文体になっていたので、改めて。一事が万事で即管理ルール強化、という結論は次第にもろもろの柔軟性を失っていくと思っています。また、一度決めたルールをやめる判断もまた難しいですのでね。ぜひ慎重な議論を経てもらいたいところです。真相はルメールのうっかりのようですから、現行のルールに照らしてペナルティは妥当でしょう。1ヶ月間活躍が見られないのは残念ですし、トライアルの騎乗機会を逸するのは厳しい状況ですけれど、どう巻き返すのかを楽しみにしたいと思っています。…と、このくらいのトーンで昨日書けなかったのは、寝落ちしながら書いていたせいでして。ルメールざまぁとか、決して思っていないですからね。

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