2015.03.23


キタサンブラックの押し切りでした。

タケデンタイガーが先手を取りましたが2コーナーを待たずにスピードを制御する仕草。ペースを引っ張っているようなフジの実況がありましたが、実際はかなりのペースダウンになっていましたね。少し離れた2番手で進めたキタサンブラックの実質的な逃げ。有力馬が控えるベクトルだったことも粘りこみを後押ししたでしょう。…スローのスポイルかぁ。ここまで事前に読みたかったですねぇ。

レースラップです。
12.7-11.6-12.4-13.1-12.8-12.0-11.8-11.2-11.5

残り800からのペースアップがゴール前の着差につながったでしょうか。800-600の区間でダノンプラチナ以下と先行勢との差があまり詰まっておらず、ここでセーフティとまでは言い切れなくとも十分なリードが生まれたように見て取っています。ダノンプラチナ蛯名にはその意識があったようですが、あそこまでレースが進んでからでは対処も限られてしまうでしょうからね。1、2コーナーで上手く溜めてから早めのスパートは粘りこみの鉄則と心得ましょうかw

なにより中山1800ですので1コーナーの入り。北村はしっかりポジションを主張した上で逃げ馬をやり過ごしての好位付け。1番枠をしっかり活かし切ったことも勝因と考えるべきでしょう。

中継でも触れていたようにまだまだ成長途上という馬体。自分はその分を割り引いた予想にしたのですが、見くびってしまった格好になりました。ブラックタイド産駒かぁ。皐月賞で痛い目を見たひとなのでw 本番での見極めは慎重にしたいと思っています。


2着はリアルスティール。さながら武豊のような福永のトライアルライドでした。あれだけスローでかつ前がかった気性であっても、ダービーを見据えた際に、今回の道中を引っ張り放しにするのは納得する戦略ではあります。戦歴少ないですしね。一概に良し悪しは言いづらいところですが、たとえばアドマイヤベガのような惜敗が今回必要だったか。平たく言うと、結果と経験、両方を両立させるための最善策を狙っていたか、という点は気になります。

なにかワールドエースの頃から変わっていない突っ込みかもしれませんが、リスクをひとつ引き受けて結果に導く姿勢がほしいなと。たとえば有馬記念のジャスタウェイはポジションとスタミナのリスクを取らないなかでの最善策、だったと思っていまして。今日の「取りこぼし」が堪えないのなら、本番も同様に取りこぼしてしまう懸念を感じてしまいます。これはひと依存の話でしょう。矢作厩舎ですので失敗即乗り替わりという判断にはあまりしないでしょうから、次のチャンスを自ら掴みに行くような騎乗を見たいものです。

一点だけ。今日のラップとリアルスティールの脚の使い方を見て思ったのですが、ペースが上がった際に案外使える脚に限りがあるような気がしています。共同通信杯もスローをうまく立ち回ったアドバンテージがありましたからね。鞍上がこれを懸念したのなら今日のレース運びも納得する部分があります。本番のメンバー構成次第ですが、締まったラップが予見されるようなら少し狙い下げ、みたいなイメージももっておきたいと思います。


ダノンプラチナは交わされてしまっての3着。なにやら中山記念のイスラボニータを見ているようでした。気性を見る限りはマイルあたりに適距離を見出す結果になりそうですが、いまいまは興奮の中で折り合いを学ぶ時期とするのも、少し長い目で競走生活を考えるならアリなのかもしれないなーと感じた次第です。少なくともこのあと200m延びてのG1はプラス材料ではなさそうですね。


あとはレースレベルといいますか、走破タイムと展開でいうと、前日のフラワーCが似た結果なんですよね。アルビアーノの強さは十分なものと思っていますが、1枠1番が前々で無理なく運んだら、という相似形なレース結果。ベルーフやミュゼスルタンも含めて、有力馬のパフォーマンスがスポイルされた一戦、という捉え方が賢明だと思っています。いちおうフラワーカップのレースラップも書いておきます。
12.6-11.6-12.3-12.9-12.3-12.3-12.0-11.4-12.0



阪神大賞典も少々。

ゴールドシップの庭にようこそ、といわんばかりの3連覇。タップダンスシチーの金鯱賞が思い出されますが、中京の馬場状態がだいぶ異なっていた認識がありますので、それと比べると得意な舞台で得意な走りを披露したと考えるのが賢明かなと思っています。

気になったのは輪乗りの際の身のこなし。ちょっとゴツゴツして見えたんですよね。昨年、一昨年であればもっとパワフルかつ前後の力の伝わり方がなめらかだった印象がありまして。加齢による仕上がりとも推察できますが、仕上がりきらない馬体で慣れたストライドを繰り出そうとするのはケガの元、という認識があります。順調に歩を進めてほしいですね。

いちおう、レースラップです。
12.7-10.5-11.5-12.5-13.2-12.9-13.0-13.6-12.9-12.6-12.2-12.4-12.0-11.7-12.2

スズカデヴィアス藤岡は武豊の逃げを封じる戦略だったでしょうか。結果メイショウカドマツはかなり中途半端な競馬になってしまいました。ただ1コーナー前後で後続を引き付けてからの戦略がなんとも。どこで勝負するつもりだったでしょうね。途中から逃がされている形になっていたのなら、ちょっと残念な積極策と映っています。

一方の武豊。前日の若葉Sで差し損ねてしまったまではまだ納得感がありましたが、このメインでの、特にスタートからスタンド前までの所作はちょっとらしくない印象でした。ポルトドートウィユの差し損ねと合わせると、判断のスピードが少し鈍っているようにも。すぐ年齢の話をするのはどうかと思いますが、そんな疑念が湧いたことは心に留めておくつもりです。

個人的にはラストインパクトの後方一気を軽視して(1番枠からの先行策はないだろうと思っていました)、ゴールドシップから馬単流しをちらっと。デニムアンドルビーまで届いてよかったです。しかしデニムはどこに向かっていくことになるんでしょうね。昨年のいま頃はドバイシーマクラシックで不本意に逃げていましたからね。。。



最後に。

相変わらず週6ペースで仕事をしておりまして、なかなか競馬に集中する時間が取れずじまいです。ようやく日曜のメインは引っ越したばかりの新居で観たわけですが、部屋の採光に改めて感激する始末(日当たりは重視しました)。日中家にいないことにも改めて気がついております。年度末までもう少し、頑張らないとですね。

そんなこんなで、リアルインパクトの快挙もじっくり味わう余裕がなく。オーストラリアの番組から適性のありそうなレースを手探るのは90年代のシーキングザパール、タイキシャトルの頃のようで、頼もしい流れなのかなーと受け取っております。だってねぇ、いまでこそゲームでもジャックルマロワ賞は珍しくないでしょうが、その当時はどんなG1?というのが大勢だったと記憶しています。ジョージライダーSですよね。勉強せんとw

あ、でもレース映像を観て、望田潤さんのブログで「阪急杯」というなぞらえ方を見て、激しく納得をしています。ライアン・ムーアの体幹が最後までもたせたような阪急杯の直線を思い出しますね。ワールドエースが負けるのも納得です。こうして各馬の適性を見つつ今後の豪州遠征の流れが本格化するなら、観る側としては歓迎すべきところかなと思っています。

あーあと、アルビアーノの勝負服と鞍上からロックドゥカンブを思い出しまして(オーストラリアで種馬入りしたんですよ)、そういや元気かしらと繋用先のサイトを覗いてみて情報更新が止まってるけど大丈夫かしら、などと独特な調査にのりだしたりしていましたw そういう元気はあるみたいですw



さて、来週は中京でG1。日曜メインは松若の逃げ切りでしたが、1200mの場合、現状の馬場状態はどんなバイアスを見せるでしょうね。アンバルブライベンとの相性の悪さも含め、いろいろ時間をとって悩みたいとは思っています。


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