2015.05.25


ミッキークイーンが差し切りました。

レースからこちら、レース映像を繰り返し確認、力強いフィニッシュをすっかり堪能しているところです。「あんまりスタンドは盛り上がっていなかったのかな」などと余計な目配せもしちゃっております。いやー、完勝でした。

桜花賞除外を確認して以降、オークスで本命にすることをずっと意識していました。調教過程、枠順、輸送、馬場、馬体重、パドック。ひとつひとつ積み重なるファクターを順に確かめながら、落ち着いた返し馬まで見届けての本命視。…パドック映像でシングウィズジョイやクルミナルにちょいちょい心を動かされましたが、本命の女の子を簡単に変えちゃあいけないですよねw

しかしルージュバックの評価は下げられませんでした。桜花賞からの巻き返しは必至と思っていましたが、果たして問答無用で押し切るだけのパフォーマンスが見られるのか。それは期待しているゴールドウェイの娘を上回るものなのか。

決め手は2点でした。ひとつはスタミナとパワーの比較、最後の1ハロンを力強くアクションできるか。これはミッキーにアドバンテージを見ました。もうひとつは戸崎のメンタリティ。位置取りを下げてしまった前走の失策をリカバリーする心理が働けばある程度押し出していく、その場合外枠からのプッシュですから4コーナーまでに何らかのロスが発生する可能性はあるだろうと。勝負の仕方に迷いのない浜中とのコントラスト。おそらくはルージュバックの後ろから、それも踏まえてミッキークイーンを重視する判断にしました。ジョッキーの所作はどうしても賭けの範疇になりますしね。


レースラップです。
12.5-10.6-12.5-13.0-12.7-12.6-12.5-11.9-11.9-11.3-11.6-11.9

ギリギリではありますが、11秒台がラスト5ハロン連続するオークスは珍しいですね。少なくとも過去10年では見当たりませんでした。その過去10年、おおむね締まったラップが続くケースか、ラストの坂で11秒台前半の強いラップがひとつ現れるか、のいずれかのパターンでした。馬場状態がずいぶん違いますからあくまで参考程度の比較ですが、ラスト1ハロンで上位3頭がグイと差を広げたのは、それ以外の馬にとってはおそらく追走だけでも苦しい流れだったのでしょう。

ミッキークイーンは五分のスタートから宣言どおり中団へ。外からノットフォーマル、ルージュバック、クルミナルを無理なくやり過ごしてのポジショニングは十分なアドバンテージになったことでしょう。結果的に直線に向くまで外を回すことなく、かつクルミナルの通った道をなぞりながら直線の進路を確保できました。

また坂下が最速ラップになる中で、直線に向いてなお落ち着いてアクセルを踏んでいく間も勝因のひとつと思っています。1、3着はラストで脚があがり気味だったでしょうからね。鞍上の好リードは継続騎乗の賜物でもあるでしょう。桜花賞のレッツゴードンキもそうでしたしね。クラシックを獲る難しさを改めて思うところです。

秋以降ももちろん期待していますが、けっこう厳しい、スタミナを絞るような末脚で勝ち切っていますのでね、今後もっと軽い切れで勝負しなければならなくなった場合惜敗が続いてしまうようなイメージもあります。近いイメージは2001年のレディパステル。あの時も抜け出したローズバドをずぶずぶとスタミナ差ししていました。まずはしっかり休んで食べれるようになってほしいかな。もうひとつ馬体が膨らんでもよさそうですのでね。秋の楽しみがひとつ増えてよかったです。


ルージュバックは横綱相撲での2着。戸崎の責任感はポジションを前にするだろうという読みはあっていたようですが、それ以上にこの厳しいペースを逸らす場面がほぼなかったように見えています。他馬がきつくなるところで勝負し、すべてを振り切ったところでミッキークイーンに捉えられてしまいました。フジの中継で解説のあった通り、直線早めの抜け出しはミッキークイーンとクルミナルに取って目標になったでしょうね。

戦略ミスだとは思いませんが、桜花賞がなければこのオークスはまた違ったアプローチになっていたかもしれません。何より周囲の期待値の高さに、陣営が少し飲まれていたように思えています。締まったラップの4コーナーを流すように進出できていれば。誰を責めるものでもないですが、ラスト1ハロンを過ぎてから手前を変えて頑張ろうとしたルージュバックがまだ無冠、という点がなんともね。翻せば、横綱競馬で押し切れなかったあたり、絶対的な存在ではなかったということでしょうか。個人的にはかえって秋華賞での再戦が楽しみになっています。


クルミナルはゲートでかなり手こずったこともあるでしょう、出負け気味のスタートからポジションを押し上げていきました。1コーナーまでの負荷が少なければもっと際どい勝負になっていたでしょうね。柔らかさのルージュバック、コンパクトなミッキークイーンと異なって、馬体のボリューム感はメンバー中1番という感想をもったパドック。秋に向けて覚えておきたいと思っています。今日の直線での踏ん張り方を見ると、桜花賞2着はフロックとして片付けてはいけないですね。


あとは気づいたことを何点か。

ディアマイダーリンの1コーナーまで。鞍上の意思とアクションはかなり目を見張るものでした。それこそ昨年のダービーよろしく、戦略と覚悟を持って前々のポジションを取りにいきましたね。G1で、逃げではなく前々のポジションを取りに行く福永はあまり記憶にありません。今年にはいってからの変化であれば、それはそのまま来週のダービーでの期待につながるところです。

レッツゴードンキは終始かかりっぱなし。桜花賞で逃げたことが裏目にでてしまった可能性は感じますね。桜花賞前に鞍上へ逃げるなと指示を送っていたことは既報ですが、そのことは次走オークスでの負の影響まで想定したものであったでしょうか。この種の予測は具体策をどこまで講じるかがとても難しいと察しています。

ココロノアイ、逃げませんでしたね。週中は逃げるかも、などと思っていましたが、戦略の盲点であるからこその横山の逃げ。前日オッズで単勝4番人気くらいまで推されちゃってましたからねぇ。ノットフォーマルやレッツゴードンキなどの逃げも一応想定されていましたし、何より逃げ切れる馬場と展開になるか、という問題がありますからね。最終的には逃げない、そして印も薄め、という結論に落ち着いていました。

コンテッサトゥーレ、鞍上ルメールは思ったより積極策でしたが、それより直線で鞭を落としたように見えていまして。映像では何度か平手で叩いているようにも。本人から何かしらコメントがでているでしょうか。まずはそれを待とうと思っています。何があったんでしょうね。



最後に。

いよいよダービーウィークですね。日曜に雨予報はでていますが、オークスもなんだかんだで晴れましたし、いい意味で裏切ってくれることを祈っております。やっぱりダービーは晴れの良馬場で見たいですからね。

いまいまはドゥラメンテ2冠を強くイメージしているところですが、アダムスブリッジ、ミュゼエイリアンなどまだ評価しきれていない馬もいますので。これからじっくり考えていこうと思っています。

ダービーウィークを迎える何ともいえない高揚感はいくつになっても変わらないものです。わくわくしますねー。

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