2015.06.15


エイシンヒカリの逃げ切りでした。

ひとつ前の10R、前半に厳しいラップ割りにエンドレスノットの鞍上は先行策から少し早めの仕掛けと映りました。きっと、メインに向けての試走を兼ねた積極策。その真偽のほどはともかくとして、武豊はいまの府中の馬場が担保するラスト1ハロンの失速幅を体感していたはずですね。エンドレスノットが12番人気とはいえ、フルーキーと同じ勝負服ですからオーナーの心中もいろいろ察しなければいけないでしょうか。敵に塩を送った格好と受け取っています。はい。

レースラップをみましょうか。
12.9-11.3-11.4-11.9-11.7-11.6-11.2-11.2-12.2

10Rの2、3ハロン目は10.8-11.2。スタート位置も頭数も異なりますし、向こう正面での忙しさもだいぶ異なりますが、突っ込んでいった前半はラストで後方待機勢の外差しを許していました。これを踏まえているとすると、ゲシュタルトをゆっくりパスする流れは納得がいくんですよね。抑制の効いたラップは待機勢へのけん制にもなったでしょう。実際にフルーキー、ディサイファは展開にスポイルされた格好ですから。このポジションにサトノアラジンがいても、スポイルだったかな。

見た目にもわかりやすい大逃げや大外への進路取りが期待されていたでしょうか。優等生なレースですみませんとはレース後のコメントでしたが、いやいやどうして、第一人者のタクティクスが存分に堪能できる逃げだったと思っています。4コーナーでフェスティブタローが併せてきたあたりの我の張りも含めて、ですね。あ、でも大逃げする姿は見たかったですけどねw

エイシンヒカリはよく折り合いのついた逃げ。11.2-11.2は馬の地力がつくったラップでしょう。右にヨレるのはフジの中継で細江さんが触れていたように右トモの送りに難があるためと思います。原因はわかりませんが、この夏の休養で改善されるならベターですね。北海道開催を避けて秋の東京まで待つのは賢明と思っております。

あー、アイルランドトロフィーの横山はこの右トモを踏ん張らせないように左の推進力に任せたんじゃないかなー、などと改めて。当時はもっと未完成でしたしね。一転して今回は直線右ムチでの矯正。常識にかかった軌道修正でしたよね。馬の状態を見ながら名手がバトンをつないできた、と表現するなら美しいでしょうか。秋にどんな存在感を示すか、楽しみになってきました。


サトノアラジンはラスト100で脚色を鈍らせての2着。陣営からは距離への懸念がコメントされていましたが、スタートから出していったことで行きたがる面がばっちりでてしまいました。しっかり前に馬をおいてなお首を左右に振っていましたからね。これを防ぐ意味での待機策であれば納得なのですが、やはり秋への布石かつ重賞挑戦ですからね、ルメールがリスクを負って勝負に行った=ポジションを求めにいったことの方をより評価すべきと思っています。

陣営のコメントからすると、次走は中京記念ないし関屋記念あたりになるでしょうか。いまのところマイルのペースで引っ張ってもらっての追い込みが一番スムーズかな。ここをとり損ねましたからねぇ。力でねじ伏せていたら秋のマイル戦線への気配はずいぶん変わっていたと思うんですけどね。


最後に。

マーメイドSは藤岡康太のシャトーブランシュ。後方インから仕掛けどころを狙っていた康太の作戦勝ちですが、外差しがばっちり決まる馬場状態も改めて確認。さ来週の宝塚記念はどうなるでしょうね。エピファネイアの回避は残念の一言なのですが、入れ替わるように出走表明したヴァンセンヌがじわじわきています。外差しかぁ。まだまだ結論を出す段階ではないですけどね。すこーしずつ一喜一憂しようと思っています。

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