2015.08.10


クロスクリーガー、強かったですね。立ち回りもお見事でした。

小回りで直線が短いですから、1、2コーナーはコースロスを抑えて、3コーナーではひとつふたつ外に展開するのがロスの少ないコース取りでしょう。これを実現するにはクロスクリーガーの9番枠はちょっと外なんですけどね。

レースラップです。
12.5-10.9-12.3-13.0-12.8-12.5-12.8-12.3-12.8

鞍上岩田はスタート直後のペースをにらんで、1コーナー手前で1列下げる判断。これが奏効したようで、1、2コーナー中間では内ラチにしっかり張り付く姿。恐るべし、ですよ。そして今度は2コーナーの出口に向かって外に膨らむコース取り。向こう正面にはいった時点で内から3列目で視界をクリアにできました。

5、6番手に控えて10.9のラップを避けながら、向こう正面にはいるまでにスパートする体制を整えるとは。1番人気にこれだけアドバンテージを渡してしまったら、そりゃ直線で突き放されちゃっても不思議はないですよね。鞍上のリードに言葉を費やしましたが、馬の強さが着差を担保しているのはもちろんの事。ジャパンダートダービーではほとんど勝ちに等しい内容でしたしね。…ノンコノユメって相当強いんですかね。

秋がどうなるかはまだ確認できていませんが、JBCにでてくるなら相当面白いメンバー構成になりそうです。鞍上もローマンレジェンドと秤にかける状況でしょうが、骨折からの復帰はみやこSという既報もあり。どちらかというとクロスクリーガーとの秋戦線を見てみたいなぁと思っております。


初ダートのダノンリバティが2着。というか、走り方もそうですし、何より祖母スカーレットレディに父キングカメハメハという血統ですものね。ふつうなら怪しむべき3番人気ですが、結果的には妥当な評価となりました。外枠スタートの分着差も開いたように思いますが、砂を被らずに運べたでしょうから、距離ロスを上回るメリットだったかもしれません。今回のレースだけ見るとフェブラリーSで面白そうなイメージが湧いております。今後が楽しみですね。


ゴールデンバローズは積極策。1番枠ですから基本は包まれないようにプッシュ、どこまで好位を求めるかが石橋脩の課題になると思っていました。前走の結果を踏まえると、逃げも妥当なトライの範疇と受け取っています。

スランプ、という言い方が妥当かは何とも難しいところ。ヒヤシンスS勝ちのパターン以外に強さを示しきれていないという認識です。ちょっと漠とした言い方になりますが、心身ともに芯がはいる前に海外遠征を敢行したことが響いているのかもしれません。結果がでなかったからチャレンジを即非難、というつもりでは全くないのですが、直線の頑張り方を見ると少しオーバーホールが必要な気もいたしました。実際はわかりませんけどね。ちなみに、不利を承知で本命でした。ポテンシャルに賭ける悪い癖ですね。


あと気になったのはノボバカラ。出遅れが響いての6着でした。ユニコーンSは突っ込んだラップだからこその2着でしたので、今回は条件が整わない格好で着順を下げるリズムだと受け取っていました。実際はそれ以前に出遅れてしまいましたので、ノーカウントに近い認識です。出遅れてすぐに切り替えてのイン確保は北村の好判断。直線の伸びもなかなか魅せてくれました。次走の選択とパフォーマンスがどうなりますか。すごくプラスになると思っているのですが、距離短縮は先でもよいかもですね。こちらも楽しみです。



小倉記念も少々。

アズマシャトルの鞍上松若の、3、4コーナーの追い通しの姿はなんともいえないのですが、ベルーフに先に抜け出されたことが奏効したでしょうか。直線の目標を確保した形で外から差し切りました。

前がけっこう引っ張ったことでアズマシャトル、ベルーフには向く流れになったと思っています。その中で先行して粘りこんだウインプリメーラと、流れにのって追い込んだクランモンタナは、自身の特徴に合ったレースになったことでしょう。ちょっと覚えておきたいですね。

追い切りではトレーナーの指示とは大幅に異なる速いタイムを計時。だいぶ叱られたようでした。その分結果を残す、というコメントも聞こえていましたが、本当に結果を出すとは。先日の騎乗停止の原因となった武豊へのゴール前に向けた強いコンタクト。制御の効いていない姿と勝負へこだわる姿と、両方を受け取っておりました。週中のインタビュー記事の通り、雑にならないように乗り鞍を増やしていってもらえれば。初重賞制覇、おめでとうございました。 

※8/12追記、というより訂正です。匿名でコメントをいただきまして大変恐縮です。武豊にアタックしたのは菱田でしたね。完全なる勘違いで申し訳ありません。でも松若も騎乗停止にはなっていたよなーと調べたら、5/17新潟のレッドシェリフでした。ややこい記憶の書き換えが起こっていたようです。単に年齢のせいとも。。。 ご指摘いただいた方、ありがとうございました。



最後に。

土曜の札幌日経オープン。ペルーサが逃げ切るとは思いませんでした。札幌2600mという条件設定とルメールならではのリードが上手く噛み合ってくれましたね。8歳という年齢にしては数を使われていないこともポイントなのでしょう。喉の手術からこちら、フィジカルとメンタルが噛み合っていない様子は府中のパドックでも感じ取ってきました。いや、実際のところはわかりませんけどね。ただ、3歳時の秋の天皇賞2着のような33秒台のピリッとした脚、ビッとしたメンタルはなかなか感じ取れなかったんですよね。

実際、今回はフィジカルの充実感で押し切ったように見えていますので、逃げについても長距離についても、適性を見せた訳ではないと思っています。嵌る舞台を求めて試行錯誤が続くものと思われます。

…藤沢厩舎の根気強さを思いつつ、ダービーも天皇賞も本命視して、出遅れだったなぁとなつかしく思い出した次第です。いずれも5年前になるんですねぇ。

関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://keibadecade.blog98.fc2.com/tb.php/851-0759a721