2015.08.18


レッドアリオンがクラレントのようでした。

クラレントは外々を番手追走していますので逃げたレッドアリオンと見た目には違いますが、前受けしてペースを整えて直線600mを目いっぱい使う末脚の繰り出し方。レース運びのリズムは似ているなぁと思って2レースの映像を振り返っておりました。兄弟ですねぇ。あ、でも直線に向いた時の手綱の挙動には違いがありますね。このあたりはペースと馬場の分を補正するイメージでよいでしょうか。…無理やり似てるって言いたいみたいになってますねw

2つのレースラップを並べてみたいと思います。

2014年:クラレント
12.6-10.9-11.4-11.6-11.6-11.5-10.8-12.1
2015年:レッドアリオン
13.2-11.5-11.7-11.5-11.4-11.2-10.7-11.4

…前半のスピード感はけっこう違いましたねw

川須は馬の気持ちを優先したとのコメント。しかし出遅れ後のリカバリーを企図したアクションに、馬の気持ちを軽く焚き付けた面もあるような気もしていまして。アクセルを踏みあったといいますか、相互作用で前々に行くことになったように見えています。古馬になってからはスタートダッシュが効くようになっていますし、折り合いについて、次走への負の影響は心配しなくてよいかもしれません。

直線並ばれてからの突き放しは馬を褒めるべきでしょう。前半のスローがあるとはいえ、気持ちの強さも求められるでしょうから。あぁ、母父であるダンシングブレーヴやホワイトマズルの、極端な戦法(逃げか追い込み)で突き抜けるイメージもちょっと重なりました。

フジの中継で井崎さんはスローによる特殊な結果(=次に結びつきにくい、という主旨だと思います)であることを解説していましたが、次走京成杯AHは中山開幕週。エアレーションを施すと思われますがエクイターフ馬場ですのでね。今回同様、早めにハナを押さえた場合はリプレイのようなレースになるかもしれません。…こうなるとサマーマイルシリーズの特殊なバイアスが目立ってしまいますね。是非については何ともいえないですけれども。


マジェスティハーツはもどかしい2着。脚質からこれは仕方ない結果なのでしょう。マイルの速い流れはむしろ合う、という事前の論評も見てはいましたが、ペースを引っ張る馬がいなかったのは不運というべきでしょうか。だいぶタイプが異なりますが、ショウナンマイティの不器用さを思い出しました。適鞍はどこでしょうね。

ヤングマンパワーはうまくリードされての3着という見立て。松岡の前受けは結構思い切った策に見えました。思えば前走NHKマイルCもペースの上がらないマイル戦。それより着順を上げてきたあたりが松岡のヘッドワークの妙、と受け取っています。秋に向けて目処が立ったかというと微妙なところですが、もう一回りパンプアップしてくるようなら。まだ3歳ですしね。

サトノギャラント、カフェブリリアントは前の開かない不完全燃焼な内容。スローでかつ2番人気が逃げていますから、直線内々が捌きにくいという読みがあらかじめ欲しかったな、というのが率直な感想。カフェブリリアントについては新潟3勝とはいえすべて条件戦での実績ですしね、今回は上手く前受けしてもラスト1ハロンの失速ラップを粘りきれないと判断して評価を下げていました。この見立ては秋にかけて答えあわせすることになりそうです。

あとはスマートオリオン。善戦したと思っています。少し力の要る良馬場で、パワーで瞬間的な加速を生むのが得意なタイプと心得ていましたので、長い直線でロングスパートし、ラスト1ハロンをしなやかな惰性で押し切るのは難しいだろうなと。求められる特徴とは反対のキャラクターという認識でした。グラスワンダー産駒に頑張ってほしい気持ちはたっぷりあるのですが、さすがに無印と判断した次第です。流れに乗せた戸崎のリードは次につながりやすいのではないかと、ほんのり期待しています。



エルムSもさっくりと。

マンハッタンカフェ産駒が2、3着とは何とも因果なものですが、そのペースを作り出したのは勝ったジェベルムーサと鞍上岩田。4コーナー、馬なりで唸っている様はかっこよかったですね。そのあとグレープブランデーに詰め寄られたあたりは、きついラップを踏んだためとも、G1でスタミナ比べをやるには少し見劣る可能性があるとも。ラスト1ハロンの失速の程度は、次走以降の取捨のために覚えておきたいと思っています。

クリノスターオーは4コーナーで早めに来られて難しいところを出したようです。とはいえ早いラップを追走していましたので、息つく間がないままの息切れ、と見るほうがよいかもしれません。昨年のジャパンカップダートで本命にしたのは無謀だったのかな。ライアン・ムーアに期待しすぎていたと認めたほうが、秋の統一G1は上手く当たりそうな気がしてきました。



最後に。

ジャック・ル・マロワ賞 Prix Jacques le Marois は牝馬エソテリク Esoterique の差し切り。クイーンアンS、モーリス・ド・ゲスト賞ともに2着してのG1制覇になりました。これを受けて、Breeders' CupのTwitter公式アカウントが「He's IN!」とツイート。いやーいい勘違いでしたねー、ばっちり牝馬ですよーw

一方で、ハッシュタグ「#WinandYoureIn」に公式アカウントの頑張りが垣間見えたりも。ジャック・ル・マロワ賞はブリーダーズカップマイル Breeders' Cup Mileへの優先出走権が発生するレース。先のツイートもブリーダーズカップでエソテリクは観られるかな?というコメントにリツイートする形でした。

ブリーダーズカップ・チャレンジ Breeders' Cup Challenge という括りで優先出走権を付与する仕組みなのですが、対象レースが多いんですよね。以下にWikipediaのリンクを置きますが、これよくばりじゃね?と思わずにはいられない指定レースの数。やっぱり有力馬への勧誘は大変なのだろうなー、などと邪推している次第です。
ブリーダーズカップ・チャレンジ - Wikipedia

…もし札幌記念が指定されるなら、新しい海外遠征の選択肢になりそうですね。じゃすとあいであ、思いつきでございます。ねー。

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