2015.08.26


ディサイファの押し切りでした。

早め3番手から残り200で先頭に立ってそのまま押し切るとは。ペースが向いたとも馬場が向いたとも言えそうですが、それにしてもこれまでの進め方からはずいぶんイメージが異なっていました。番手の競馬は指示だったようです。ただレース後の鞍上のコメントに「トウケイの逃げならそう速くならないと思い」という件がありまして。いやいや、芝2000mのレコード、タスカータソルテの1:58.6に対して今回の走破タイムは1:59.0。レコードからコンマ4秒ですやん。。。

当日は1Rから2歳レコードがでる馬場コンディション。キャンディバローズの1500m、先行押し切りでした。あー、その鞍上だったのはルメール。ラキシス先行策は最内で包まれないための予防線と同時に、スピードを担保する馬場コンディションの手応えが折り込まれていたのかもしれません。スタートから躊躇していなかったですからね。ただし、逃げた柴田善臣トウケイヘイローも緩めませんでした。緩めませんでしたねー。そのことが上位入線馬それぞれに、厳しさと見どころをつくったと思っています。

レースラップです。
12.5-10.9-11.7-11.9-11.9-12.0-11.9-12.0-12.1-12.1

速いですね。ちゃんと調べていないのでどこかで裏づけが欲しいところですが(すみませんねぇ時間が許せばねぇ)、トウケイ自身が2ハロン目で11秒を切っていたのは初めてかもしれません。結果が出ていた頃は押さえきれない2番手か、武豊がもう少しなだらかな加速を促していたように記憶しています。ブレーキを踏まない判断。これが前走鳴尾記念とは異なる点だと思っています。

あくまで個人の推測ですが、今年の札幌はスピードが担保されやすいコンディションが続いている様子。この2開催を通じてレコードが4つでているのはその裏づけとしては十分と思われます。12秒前後のラップを刻み続けることが例年より苦ではないコンディション、と考えると、ブレーキを踏まなかったトウケイヘイローと番手追走から押し切ったディサイファの強気な先行策自体は、妥当な判断であったと言えそうです。ラスト200まではトウケイヘイローのラップですしね。

勝ったディサイファはここに来てカラダがしっかりしてきたとのこと。勝った中日新聞杯のラスト、11.6-12.7の失速ラップをぐいぐい抜け出してくる姿を先ほど再確認しまして、ここからのパワーアップならあの押し切りも納得の範囲だなーと思っております。これがG1だったら、と思わせる強い競馬だったと認識しています。

ただしこの秋、同様の展開が望めるレースがあるかというと、何とも。11秒フラット前後の瞬発力が求められる後半勝負になった場合、果たして対応できるか。ふと思いついてしまいまして、母父ドバイミレニアム Dubai Millenium のプリンスオブウェールズS Prince of Wales's Stakes や、ドバイワールドカップ Dubai World Cup の映像も再確認しました。いずれも強い逃げ切り、というかぶっちぎりですので、ディサイファのイメージはこちらに近いといったほうがよいでしょう。…いやー、だからこそやっぱり近年の府中で押し切るイメージはなー。


2着は対照的な追い込みを魅せたヒットザターゲット。小牧は狙っていましたね。レース後はワンテンポ仕掛けを遅らせていれば、というコメントを出していました。もし実際に遅らせていたら。いったんハギノハイブリッドの内へハンドルを切らず、ワンテンポ早くトーホウジャッカルの脇を抜けられた、ということだと受け取っています。むーん、小回りコースの最終コーナーですし、この種のたらればは当事者に委ねておくべきでしょうね。…鞍上のキャラで反省したとして、次に活きるのかは何ともいえませんわかりませんw


トーホウジャッカルはだいぶ着順を落としてしまいました。速いタイムが出る馬場での消耗戦が合わなかったといえばそうでしょう。とりあえず洋芝が強い敗因ではないように思っています。仕上げきる訳にもいかない時期ですし、そもそも少々細く映りましたし、今回は負け方がひとつ見えた、という認識でよいかなと思っています。フィジカルが整ってくれば、秋のG1では見限れない存在という評価には変化なしです。むしろ、鞍上や陣営がこの敗戦で、もろもろの見積もりに迷いを見せなければよいなーと思っているところです。


ラストインパクトの敗因はペースと仕上がりかな、と思っています。川田の4コーナーを待たない仕掛けが着差を少し広げたでしょうが、あそこで勝負しないジョッキーではないですからね。次走が京都大賞典なら色気たっぷりで評価するつもりです。…ディフェンディングチャンピオンですから、そりゃそうですけどねw



北九州記念はさっくりと。

ベルカントの押し切り。強い競馬、でもありますが鞍上のエスコートがステキでした。32秒台で突っ込む逃げ馬のペースを少し前にやって間隔をとっての先行策。直千を使った影響からもっと前進気勢がでてしまうイメージがありましたが、それはほどよく折りたためていた様子。グンと突き放す脚色はさすがでした。

個人的には内の2頭、サドンストームとマイネルエテルネルが控えた時点で大誤算。内外から主張する先行勢の急流ラップにベルカントは巻き込まれてしまうのでは、という意地悪な読みからスタートしたので完全な読み違えでした。マヤノリュウジン本命という思い切り方も含め、どこかでリベンジしないといかんですねw

2、3着のビッグアーサー、ベルルミエールともに実力をしっかり出した敗戦と思っています。ビッグアーサーはむしろ次走に向けた組み立てはしやすくなったのでは。これからもうひとつパンプアップできそうなカラダつきとも見て取りました。

勝ったベルカントはスプリンターズSへ向かうとのこと。鞍上は継続のようですが、レース後のインタビューでは「難しいところが…」を連発。右にモタれながら走っていたことを指しているようですので、中山で鞍上お得意のピンク帽になったらこちらもいろいろ悩まないといけないかもしれません。



最後に。

そろそろ春の実績馬の、秋の始動戦について聞こえ始めてきました。1頭1頭挙げて一本記事を書きたいところですが、ねー。

どうやら毎日王冠は相当なメンバーが揃うようで。個人的にはイスラボニータがもうひとつパンプアップしている姿を期待していますが、どうなるでしょう。そうそう、ヌーヴォレコルトとショウナンパンドラのオールカマーも味わい深く。ルージュバック、クルミナルの離脱は残念ですがミッキークイーンはローズSとの報道で、こちらも楽しみ。…ほら、だんだんキリがなくなるでしょうw

まだ夏競馬の最中なのですが、先のことにわくわくしてしまうのはファン側の悪い癖と心得ております。東京も猛暑日が連続する時期はどうやら過ぎたようですし、まずは各馬無事に夏を越してほしいですねー。


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