2015.11.15


マリアライトが粘り切りました。

道中縦長の馬群、の割にペースが上がらない展開。後方に有力馬が控えた分、マリアライトはそのけん制からひとつ離れた中団でじっくり歩を進められました。馬群の形はだいぶ異なりますが、リトルアマポーラの溜め方に近いイメージを持っています。4コーナーからの持続力勝負。好位からよーいどんできたポジショニング、下りで加速できる力、あとは外過ぎないコース取り。こうやって書くとマリアライトに条件は整っていたんですねぇ。

オールカマーよりコースは向いたと思っていましたし、パドックで仕上がりの良さも確認できていました。でも予想の中心には取りにくかったですねー。程よい枠から少ない負荷で2200をリードしきった蝦名の好騎乗も大きかったでしょう。京都では怖いですねー。関東のジョッキーで京都で怖いのは的場さんのイメージですけどね。

蛯名はこれで牝馬G1完全制覇。なんとなくピンと来なかったのはアパパネでコンプリートしているように錯覚していたせいですね。個人的には、この記録より継続騎乗の賜物という言葉をレース後に噛み締めておりました。乗り替わりの新味との良し悪しは端的には語れないのでしょうが、乗り馬の特徴を心得ていることのアドバンテージはやはり無視できないなぁ、などという反省が多分にございました。あ、右ムチの多用はさすがに過怠金が課されちゃいましたね。


公式レースラップです。
12.7-11.0-12.4-12.4-12.2-12.8-12.7-12.4-12.0-12.6-11.7

土曜から回復したとはいえ、内から4、5頭目までは勝負しにくい掘れた馬場コンディションと受け取っていましたので、逃げも先行も嵌らないだろうと見立てていました。前走ラチを頼ったというコメントが確認できましたので、ウインリバティの逃げは想像の範囲内。他馬もゆったりめにけん制していましたし、思ったより早く隊列が決まったことは3ハロンめのラップから読み取れます。


自分の本命、ルージュバックはスタートですべった後、内々に寄せながら進出しかけて控える形に。戸崎が意識して鞍下の気持ちを抑える判断をしたようです。先々を考えて折り合いを重視したとも解釈できますが、しかし、あのペースに対して後ろ過ぎるという判断ができていなかったということなのか。。。 1コーナー手前までにひとつ主張していればラキシスの外はヌーヴォレコルトではなくルージュバックだったと思われます。それが次の展開を引き寄せた可能性も。ねぇ。

優駿での岩田との対談内容にあったのですが、本人はポジション争いでストレスがかかったとき、瞬間的に引いてしまう癖が抜けないようでして。。。 岩田からルージュバックの桜花賞を例に挙げられて否定できない感じは、勝負師としては多分に物足りなく。今日1コーナー手前でルージュバックの前にはいったのは、その岩田のヌーヴォレコルトでしたからね。位置取りが後ろ過ぎるということ以上に、どう勝負するかにジョッキー起因の制約がひとつついているように受け取らざるを得ないのは何とも残念です。端的に、癖で引いちゃったの?という疑念がついちゃいますからね。

ルージュバック自身はすばらしい充実振りでした。休み明けの仕上がりとは思えないトモの張りも確認できましたし。えぇ、トップスピードにはいっていくアクションには夢を見ましたよ。

賞金的に大丈夫かしら、有馬記念で内枠を引いたなら積極的に狙いたいなーなどと思っているところです。一回使ったことで心肺機能の充実も期待できるかもしれないですし。乗り替わりで新味、という酷な期待も合わせて。


ヌーヴォレコルト岩田は大外枠を克服してきました。1コーナーまでにラキシスの外を取って、直線に向くまで内を締め続けるいい意味でいやらしい騎乗。ラキシスを内ヘ潜り込ませ、タッチングスピーチの進路を失わせたのは、このけん制が非常に効いたためと受け取っています。ヌーヴォのひとつ前にノボリディアーナ武豊がいたことも大きいでしょう。ノボリディアーナ、ヌーヴォレコルトの縦のラインは、ルメールにとっては厳しい壁と映っていたのでは。

このけん制をしながらしっかり勝負に加わってきましたからね。技術が足りないかも、という主旨のコメントがでていましたが、いえいえ、十分に魅せてくれたと思っています。悲しいかな、この駆け引きに参加していなかったマリアライトだけを捕まえることができませんでした。


タッチングスピーチは先の通り、ずっと外に蓋をされた状態。直線に向いてようやく進路を確保できましたが、4コーナーの下りをストレスフリーに使えなかったのはもったいなかった。ラスト1ハロンはそりゃあ切れますよね。G1を勝てる力を秘めている、というルメールのコメントはどれだけの悔しさが込められていたのか。もう少しパンプアップしてくるなら本当に楽しみ。個人的に、少し低めに見積もっていた分の補正はしておかないといけないですね。


ラキシスはムーアの判断がアダになってしまった格好。スローペース、外に展開できない可能性を考慮したのでしょう、早めに内から進出していきました。が、直線で外に出そうとしたところ、2つ外にいたシャトーブランシュがインに切れ込んだことで玉突き的にクイーンズリングと接触してしまいました。ただし、これがなくてもあの進路から外に展開できたかというと。。。

ひとつ前の10R、ブラックムーンで外からねじ込むように差していましたが、2着サウンドアプローズの取ったコースがちょうどよいところに映りました。超個人的な仮説ですが、3、4コーナーをインから進んで、直線向いて理想的なコースまで外へ展開するイメージがムーアにあったのなら、あのインからの展開はちょっと腑に落ちるんですがどうでしょうね。ブラックムーンでは外過ぎる、という判断なら実際妥当なわけですので。結果的に、不運、というべき11着なのかもしれません。



最後に。

日曜もメインに合わせるように府中にまいりました。府中の芝、雨があがると内から踏み固められていくのか、内枠先行が有利という傾向は変わらず、でしたね。奥多摩SもオーロCも、内枠先行馬の粘りこみ。むーん、このバイアスは捉えていたのに、相談役が馬場をどう見ているかに信がおけず(失礼)ロサギガンティアを外してしまう体たらく。反省するばかりでございます。

この傾向が来週以降どうなりますか。ジャパンカップでラブリーデイが内枠を引くと?いやー、読みやすいけど盛り上がるかしら。馬場コンディションが気になって天気とにらめっこ、というある種の健全性は保たれていますけどね。府中開催もあと2週。ピントを外さないように取っ組みあいたいと思っています。

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