2015.11.27


連休、宇都宮から奥日光までぐるっとドライブした帰り。

急く旅ではないなーと東北道を横目に一般道を進んでいるとふいに「競馬場南入口」という信号が目にはいりました。すっと通り過ぎた後、一瞬ポカンとしてから記憶をぐるっと探って、旧宇都宮競馬場だー!!!とびっくりした次第です。ほんとうに、全く構えがなかったんですよね。この時期の戦場ヶ原は軽装で行ってはいけないな、などと、完全に日常のリズムをリセットすることに気持ちが向いていましたので。決して跡地巡礼の旅ではないあたりは、競馬場の存廃問題を真剣に受け止めている方からすると大変無自覚なのでしょうが。すみません。

しっかり自覚してからあわててUターン、西川口駅を越えて跡地方面へ車を向けました。ナビには楕円形をした道路が見えていましたのでそこを目指して。実際その道はコース跡ではなく、敷地を壁で囲んだ外周道路。ギリギリ車がすれ違えないくらいの幅でしたので、向こうから来るなーと思いながら周回していきました。
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隣接する「とちのきファミリーランド」の駐車場を見つけて若干拝借、徒歩ですぐに跡地にはいれました。眼前に広がっていたのは以下の光景。
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あとで調べたところ、2005年が最後の開催。10年間再利用方法が決まらず、写真の通り整地をしたのみという状態だったようです。


…何ともいえない悔しさがありました。悔しさ、というと、ねぇ、特別当事者ではないわけですし宇都宮開催の馬券も買ったことがないわけです。オンタイムで意識することがあったのはベラミロードくらいに留まってしまいます。でも、悔しさ、が一番近いんですよね。負けたといいますか。自分の好きなものの一端が跡形もなくなってしまっている事実に対する悔しさ。

そこには関係者もファンも合わせて万単位のひとが支えていた経済圏があったわけです。以前から、運営上の経緯が廃止を不可避にした認識はいちおう持っていましたし、関わるひとの生活や雇用に大きく影を落とすことも頭では理解していました。が、具体的な空間を目の当たりにすると、感情が大きく動いてしまいましたね。。。


競馬を離れて個人的な話になりますが、そのまま、いま預かっている組織と立場に思いが至りました。端的に、こうなってはいけないな、と。経営に携わる立場でもないですし、中間管理職に相応な権限と職責までしか背負ってはいませんが、自分が預かる組織が、自分が身を置く組織が、この状況に至ってはいけない、という反面教師的な思いに強く囚われているところです。そのために必要な研鑽、仕組みと仕掛け、そして折々の判断を致命的に過つことがないように。自分とこのスタッフが路頭に迷うことがないように。なにを改めてということではありますが、働くことも生きることも、必要とされることも、大変です。


…ほんと、傍から見たらいいおっさんが半泣きでフェンスに囲われた原っぱを見つめているわけですから、どうかしていたと思われても不思議なかったでしょうね。思いがけず、厳しくも有難いお土産をもらって東京への帰路に着くことになりました。

あー、それこそ四六時中、こんな切迫感のなかで日々を送ることはないのでその点はご安心くださいませ。でも奥の奥ではいつでもこの感触を引っ掛けておくことになるのでしょうね、きっと。



いち競馬ファンとしては、どうでしょう。一端に直面したことで、競馬に対して何かできることがあるかというと知れているのかもしれません。馬券を買うことが競馬を支えるんだ、という種類の呼びかけも実はちょっと違和感を覚えていまして。だって、面白そうだと思えないものにお金を出すのは動機に乏しいですものね。維持費用を出すのが馬券購入の目的ではないわけで。

どう面白がれるか、というファン側の視点と、どう面白くするか、という興行側の工夫。両方が循環しているうちに次のフェーズに映っていけるか。サービスのアップデートをうまく進めることが出来るのか。これもまた難しいですし、考えすぎても妙案にならない気もしています。充実した競馬が続いてほしいとは思いつつ、なかなか、なかなか。



取りとめもなく語りました。いまいまの、取りまとまっていない言葉でよいと思って、書いてみた次第です。

宇都宮競馬場の廃止の経緯などはWikipediaを参照くださいませ。
宇都宮競馬場 - Wikipedia

また「宇都宮競馬場跡地」のキーワードでググっていただければ、より詳しいブログを見つけることができます。詳細はそちらに譲るほうが賢明と思っています。



最後に。

ジャパンカップウィークなのですよ。すでに枠順もでていますね、ラブリーデイの引きの強さに絶賛驚愕中でございます。

個人的にはミッキークイーンにすべてを託すつもりですが、わかりませんねぇw サウンズオブアースの存在感も無視できないかな、などと思っているところ。いちおうこの3頭から軸を取るつもりですが、週末にしっかり悩みたいですね。

反対にゴールドシップは、アメトーークでうまく取り上げられていましたが(競馬ファンでない方向けにはよいアピールだったのでは)、陣営がリラックスし過ぎているのがかなり引っかかっており。おそらく評価に傷がつかないであろう残り2戦。結果を出すに至るかはそれこそギャンブルだなと思っています。

府中大ラス。キャピタルSとあわせて堪能したいと思っています。
…いやいや、今年のメンバーはもはや重賞ですよ。

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