2016.01.24


武豊がディサイファを導きました。

内枠にはいった時点でよいなーと思っていましたが、お手本のような立ち回りだったのではないでしょうか。出負け気味だったマイネルフロストをパスしてポジションを確保したこと、向こう正面で折り合いを保ったこと、3コーナー過ぎで下がってきたルルーシュをパスしていく過程、きれいでしたねー。自分は後で確認しましたが、リアルタイムでディサイファを中心に観ていた方はストレスが少なかったことでしょう。

おそらくは3コーナー過ぎ、ルルーシュの手応えから事前に通るコースを想定していたでしょうね。ヤマニンボワラクテとは内外の枠の差以上に、この鞍上の準備の差があったように思っています。30年連続重賞制覇、すばらしいヘッドワークを見せての偉業達成と受け取っております。すごいですねぇ。


公式レースラップです。
12.3-11.2-12.8-12.2-12.3-12.0-12.0-11.8-11.6-11.8-12.0

先頭に立つまで少し苦労していたスズカデヴィアスですが、1コーナーでラップを落とした以外は緩めない逃げとなりました。スズカ自体が残せるラップよりちょっと厳しかったことが、着順と登坂の脚色から受け取れると思っています。着いていった他馬にはしんどかったでしょうね。その意味ではマイネルフロストの待機策も、どのくらい意識的なものだったかはともかくとして、むしろプラスだったのかもしれません。

フジの中継で確認したのですが、ディサイファのパドックはどうもいまいちの印象でした。連戦の疲れをうまく取りきったところでレースを迎えたような印象。悪くはないけど、他馬のストロングポイントが活きるような…、というイメージに落ち着いていました。それでもその他のファクターからすると評価を上げておくべきでしょうからね。まぁライズトゥフェイムを買いたい自分がいましたので馬券的には己の心のバイアスにやられたという方が適当です。はい。

そのライズトゥフェイムは序盤のポジショニングに少し色気をだしたでしょうか。向こう正面で力んだところを見せていたのは1コーナーまでの若干のプッシュが影響したように見えています。戦略としては妥当なんですけどね。あとは残り800mあたりからひとつ外に出す所作。石川の意欲が感じ取れるとは思いつつ、ここで外に展開したことで4コーナーで大外まで振られてしまいました。

ひとつ後ろ、ひとつ待って、という思い切った待機策だったなら。このあたりは石川がどこでなにで勝負したかったかにも寄るでしょう。踏むポイント待つポイントが変わってきますからね。消極的でないことは伝わってきましたし、フラットに結果を分析して先々に活かしてくれるとよいなーと思っています。

スーパームーンはそつのないルメールのリード。枠順の分、内ラチ沿いは取れませんでしたし、その道中のポジションがルルーシュが下がってきた際に外々へ展開せざるを得ない流れを生んだと見ています。ルルーシュと同馬主であることは、奇しくも、と表現するしかないでしょうか。いまいまの充実度を勝利へつなげられなかったのはもったいなかったですね。引き続き府中で見られるなら面白いと思っています。

サトノラーゼンはやめるようなところがあったとベリーの弁。確かに登坂の段階で、押し寄せる後続に戦意喪失しているように見えました。周りを囲まれるとダメかも、という表現も目にしましたが、個人的にはダービーがキツ過ぎたんじゃないかなーなどと仮説をもっているところです。もう少しレース間隔を空けて気持ちのリフレッシュが必要なパターンかもしれません。使いながら立て直してくるなら、買い時が難しくなりそうです。


東海Sも少々。

こちらは予想をしていなかったのですが、人気をして逃げたモンドクラッセが田辺ですからね、前残りを予想しておくべきレースだったようです。1、2着は1、2番手。アスカノロマンの立ち回りが光るレースでした。

公式レースラップはこちら。
12.9-11.7-13.2-12.8-12.3-12.2-12.6-11.7-12.5

道中スロー、溜めた割りには上がりがかかっているラップ構成。お昼頃の日刊ゲンダイのツイートでは7、8メートルの強い風が吹いていて、向こう正面がフォローで直線がアゲインストとのことでした。レースの瞬間にどんな風向き、風速だったかはわかりませんが、これを当てはめるなら、溜めた割りに上がりがかかっているのも頷けます。直線は登坂かつ向かい風、ですものね。向こう正面で前に詰めていったストロングサウザー、インカンテーションが着順を下げている要因のひとつでもあるかもしれません。

アグネスデジタルのワンツー。自分の中ではまとまった産駒のイメージがまだないのですが、これはひとつ覚えておきたい結果ですね。芝<ダートではあるのかな。ただ、今日の結果でフェブラリーにつながるかというと、うーん、何とも言い難いですね。道中締まったラップを求められたときにどうなるか。みやこSとは逆の結果になったロワジャルダンが比較対象としては参考に、なるかもしれません。ちょっとちがうかなw



最後に。

AJCCの勝利ジョッキーインタビュー。30年連続重賞制覇について水を向けられた鞍上は、相変わらず落ち着いたものでした。ファンの皆さんに、という締めの一言に「寒いので風邪をひかないように」。およそ競技直後のプレイヤーとは思えない気配り力ですね。この気配りの効いたコメントが日本の競馬の雰囲気を作っている部分はあるのでしょう。トップ選手の立ち振る舞いが競技のイメージに影響が大きい、というのは昨年ですとラグビーが示していたでしょうか。

いつもより笑顔だったのは、変わらぬサポートを続ける小島太厩舎だったからか、ドバイに行く可能性がグッと高まったからか。…どちらもですかねw いつまでも変わらないパフォーマンス、というのはもちろん難しいわけですが、まだまだ魅せてほしいなぁと思っております。

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