2016.03.28


ビッグアーサーがレコード勝負を制しました。

今日の中京は速かったですねー。一日で3つのレコード、7Rと11Rで1200mのレコードが2回更新、準メインの名古屋城Sは日本レコード。昨年までの反省から、最終週のみA→Bコースへ変更する試みは、どうやら馬場の補修と合わせてスーパースピードスターな馬場状態を作り出したようです。ファルコンSの馬場が1週前とは思えないですものね。馬場造園課のハイスキル具合。3、4コーナーの砂埃からすると、芝草の状態や凹凸を埋めた砂よりも表面に近い路盤に固さが過ぎていたでしょうか。各馬に反動が少ないとよいのですけど。

ラスト1ハロンの惰性が効く(=スピードが急に落ちない)速い馬場。早めに仕掛けての押し切り、という構図は少なくとも先行勢の鞍上には出来ていたように思っています。

脚質と排気量とを考慮するだけならミッキーアイルの勝利しか浮かばなかったのですが、それ以外の要因、枠順と鞍上かな、が明暗を分けたと思っています。

公式レースラップです。
11.7-10.1-10.9-10.8-11.1-12.1

ミッキーアイル松山の戦略はどのあたりにあったでしょう。スタートから躊躇なくプッシュしていたことからは逃げ争いを制するつもりだったように見えますが、それはローレルベローチェやハクサンムーンの主張の強さをどのくらいに見積もるか、そして逃げ争いがどれだけ勝利に直結することになるのか。

個人的な印象ですが、プッシュの程度も控え方も力が入り過ぎていたでしょうか。ミッキーアイルの出方如何に関わらず、ローレルベローチェ中井は敢然と主張していったでしょうからね。結果3番手であるならもう少し折り合いを重視したソフトなすべり出しを求めることはできなかったかなーという思いがあります。

前走スワンS、勝利はしましたが、追い切りからレースからミッキーアイルの推進力に松山はもっていかれるばかり、という印象。今回も手綱のアクションを収めてからも、馬のストライドを制御しきれないように見えてしまっていまして。…荷が重かった、という厳しい感想がございます。浜中の苦心がかえって伝わってくるゴール前でした。


対して、福永のヘッドワーク。ミッキーアイルがプッシュされている様をみてから、その直後にビッグアーサーを誘導しました。前半は必要な溜めをつくる壁、後半は差し脚を伸ばす目標。ミッキーアイルを上手く利用してラスト1ハロンをしっかり押し切りました。もちろんペースを読みながら、脚をきっちり使う計算もあったように見て取っています。卒のなさ、という言葉が浮かぶ騎乗。ビッグアーサーの力を損なうことなく出し切りました。

京都のオパールSを1:06.7で走破している実績は了解していたのですが、先週までの中京のイメージがありましたからね。同等の軽い馬場だと想定していたならもう少し評価を上げられたかな。これだけ鮮やかに差して来れるとは思いませんでした。

サクラバクシンオー産駒最後の大物。キャッチコピーが先行していたように思っていましたが、重賞戦線に加わってからこちら、なかなか馬場コンディションには恵まれてこなかった印象もあり。ファルコンSの週には、ビッグアーサーの不運を思っていたんですけどねー。いまはサンデーサイレンスを伴わない後継種牡馬の誕生を喜ぶべきでしょうね。お見事でした。


アルビアーノは大善戦と思っています。馬群のなかからこじ開けるような3着。これだけ極端な馬場でなければもっと勝ち負けに加わっていたでしょうね。さすがに今回は思い入れだけでは本命視できませんでした。ウリウリ、スノードラゴンは同じリズムで評価を下げました。強力な先行馬ならハイペースでも残せる馬場ですからね、差しが効かないという認識で合っていたと思っています。

差してくるとしたら、超ピッチ走法、と考えてエイシンブルズアイを相手に加えていましたが、これも概ね合っていたようです。馬場が固すぎた場合、同じ距離なら地面を蹴る回数が多いほうが推進しますものね。

おっと思ったのはサトノルパン。和田が相当攻めていましたね。馬の地力とはマッチしていませんでしたが、あれだけ攻めることができる鞍上の感覚は今後にむけて忘れずにいたいですし、できるジョッキーでいてほしいと思っています。ハイペースでなおアクセルを踏む意思の強さ。大事ですものね。


多方面でツッコミがはいっていますが、レース後の鞍上振り落としについて。内ラチからテレビクルーが出てきていることにビッグアーサーがびっくりしたもの。クルーへ注意を添えたことは間違いではないと思いますし、落ち着いた対処はそれ自体がひとつの姿勢を示したことにもなるでしょうし、福永の対応は好意的に受け取っています。

おそらく撮りたい構図があったのだろうと思いますが、プレイヤーの特性(馬が怖がりであること)への配慮に欠くことはやはり避けてほしいですし、何より事前に学んでいてほしいところ。大多数の知らない視聴者向けの画づくりに際して細やかな配慮が無視されがちなのかもしれませんが、お願いしたいですね。…何か、競馬中継に限らない話にもなりそうですね。


最後に。

ドバイミーティングはばっちりリアルタイムで観ていたのですが、書く時間が取れずじまいでして。。。 逆に日経賞と毎日杯はリアルタイムで観られませんでしたし。ポイント絞ってでよいので書いておきたいんですよねー。書いている間はそのレース内容に向かい合うことになりますから、それだけ気づきも増えますし印象形成も変わりますので。明日か、明後日か、もひとつ先か。週末までには頑張ろうと思います。

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