2016.09.05


アデイインザライフ、追い込みが決まりました。

マイネルミラノが後続を離していった時点でいやな予感がしていました。中継カメラが馬群をなぞってアデイインザライフまで辿り着いたときは、素直にいい手応えだなー上手くいってるなーというセンサーも働いており。経験からくる予感ですよね、追い込み決まりそうだな、みたいな。

公式レースラップはこちら。
12.8-11.0-11.2-11.4-12.1-12.0-11.9-11.7-11.5-11.9

マイネルミラノがあれだけ主張すれば、ズブめで切れでは勝負できないクランモンタナは早めのペースに乗ってくるでしょう。後続が引きずられるように厳しいラップを踏む展開。先行勢に息が入らなければ、決め打ちで待機策を取った馬に順番が回ってきても不思議ないですものね。…馬場の中央、中団で運んだ馬が押し切ってくると読んでいたんですよね、新潟2歳のイメージに近いかな。あーあ、レース直後は悶絶していましたよ、典ちゃんにやられたー!的なw 獲りたかったなー。

これで横山は全10場で重賞制覇。安田富、武豊、藤田伸に続いての4人目ですね。富男さんの時は毎年話題になっていましたが、どうも横山はあまり意識していなかった様子。伝わってくる人柄からすれば、いい意味で気にしていないんだろうな、と。ペインテドブラックのオーナー、ロジユニヴァースのトレーナーですから、これまでの積み上げがこのタイミングで実を結んだということなのでしょう。素直に拍手がでておりました。


アルバートドックはあまり差のない2着。この短期間で力をつけている印象があります。七夕賞、小倉大賞典のような、小回りかつ右回りで、直線インで立ち回るイメージでは新潟の長い直線だと厳しいかなと思っていました(左回りは大丈夫という認識)。

パドックで馬体を見て思い直したあたりは合っていたようですね。筋肉が一段階ビッと膨らんできた印象、これがもう少し詳細に表現できるといいんですけどね。ここを勉強する時間が欲しいと思いつつ。一方で鞍上もよかったと思っています。リーディングがいい意味で余裕を生んでいるのか、いまいまの戸崎には攻めながら慌てずに待てる騎乗を期待できる認識もございますね。

これでサマーシリーズ優勝とのこと。G1?という気がしていますが、先の種牡馬入りも視野に豪州遠征とかナシですかね。松田博資厩舎時代を経て、位置取りの選択の幅がでていますのでね、レースの選択肢を広くもっていただけると楽しみも増すと思っています。


気がかりなのはダコールとエキストラエンド、の鞍上、の判断。評価からみて思い切って内から先行したのでしょうが、結果的に自転車レースで集団を引いたような形に。チームで勝負する競技ではないですしね、どのあたりに勝機を見いだしていたのか。特にデムーロは相対的な勝負にいっていて、ラップタイムの厳しさがあまり判断に反映されていない印象があります。ペースの感受の仕方、1000mが得意なことと表裏一体なのかもしれません。このあたりは武豊やルメールとは決定的に違うところと思っています。


札幌2歳はさくっと。

トラストの逃げ切り。他馬が少し楽に行かせてしまったように見えていますが、好位で捕まえにいくだけの力をもった馬がいなかった、とも言えそう。本馬の実力は認めつつも、次走が試金石になると見立てています。ホープフルSなら狙いたいかな。別の馬という話もでていますが、とりあえず英ダービーはいつものご愛嬌ということで。


小倉2歳もさくっと。

レーヌミノルの独走でした。浜中はあまり逆らわずに結構な前傾ラップを踏ませていましたが、勢いそのまま突き放したあたりは強さの証ですね。ダイワメジャー産駒が押し切るときはこんなラップ構成、という認識がございます。タイキシャトル産駒のイメージでもいいでしょうかね。

公式レースラップはこちら。
11.7-10.4-11.2-11.4-11.4-11.9

強さは疑うべくもないですが、ひとつ残念なのは3コーナー手前のクインズサリナとの接触。川田は明確にかわいそうだったとコメントしていますね。映像でも右手を少し取り直すような所作が窺えます。ブービー人気のナムラアイドルが前にはいってきましたから、コーナーまでのタイミングも加味して進路を確保したかったのでしょう。ただ結果的に露骨なショルダーチャージのような格好になってしまいました。おそらくですが、必要なかったアクションではなかったかと思います。すっきり勝てる馬ですから、すっきり勝ってほしかったですね。


札幌の締めくくり、丹頂Sには触れておきたいですね。

ヤマカツライデン、というより池添のペース判断が光りました。池添が意識してラップメイクしたことが見えるラップ構成です。プレストウィックやカフジプリンスは、同距離の持ち時計(どちらも勝利時)より2秒以上遅いタイムでの敗戦ですので、展開にスポイルされたといってよいのでしょうね。

公式レースラップはこちら。
13.2-12.3-12.4-11.8-12.0-13.0-12.7-12.7-12.7-12.5-12.1-11.8-11.9

スタートダッシュの負荷はほんの一瞬だけ、大外枠から被せたからこそじんわりとした2ハロン目のラップが生まれたと思われます。1周目のスタンド前でペースアップして、1、2コーナーで1秒ラップを落とすアップダウン。向こう正面では福永、ルメールより後続の勝機はほぼなくなっていたでしょう。

スタートからヤマカツライデンについていったのはタマモベストプレイ吉田隼。もしこの逃げ切りを予感してのアクションだったのなら、ペースや展開に対する感度、実力差に対する評価がうまく整理されている証拠と思います。予想する側は俯瞰目線ですが、プレイヤーが只中でそれを踏まえるのはなかなか大変でしょうから。

離れた3番手サムソンズプライド福永は、後続の蓋の役割のように見えていましたが、ラップを見る限り妥当な範囲でのポジションだったと思っています。むしろ可能な範囲で前々に攻めたポジションだったでしょうね。4コーナーでの捲りは最後の抵抗と捉えるべきでしょう。それも攻めの姿勢だったかな。人気薄だからこそ、という側面も踏まえておかないとですね。

土曜新潟のクラウンロゼ田辺もそうですが、ペースを感受して即応できる力は、馬券内に食い込んでくる力でもあるでしょう。それが伝わるようで面白いレースでした。



最後に。

これで夏開催終了。新潟は戸崎、小倉は最終週でひっくり返しての川田、札幌はモレイラを交わしてのルメール。それぞれのリーディングも確定しました。秋のG1につながる、といういわゆる上がり馬は多くなかった認識ですが、例年より各競馬場の傾向にピントを合わせながら観続けられた感覚は残っています。だいたいピントのずれた予想が続いて夏が終わるんですよねw

開催変わって中山と阪神。来週はそれに合わせてコリアカップ、コリアスプリントへのトライ。ニエル賞でマカヒキも始動します。目配せするポイントが多いのは贅沢な悩みですね。時間配分に留意しながら楽しみたいと思っています。

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