2016.09.19


ディーマジェスティ、力の違いを見せました。

残り600手前からの進出、4コーナーの唸り方はまさに格の違いと映りました。4コーナーもったままで内の馬の手応えを、先頭に立つ手前で外を一度振り返る所作。その後の右鞭は、蛯名のリードが抜かりないことの証明だったと思っています。人馬とも自信をもった勝利。秋緒戦は磐石の運びとなりました。

公式レースラップです。
12.5-11.6-12.0-12.2-12.7-12.5-12.5-11.7-11.7-11.5-12.2

キークラッカー柴田大知はスタート直後に結構寄れながら先頭を臨んだ格好。マウントロブソン、ディーマジェスティと玉突く場面が2度ほどありました。このあたりはもう少し制御してほしいと思いつつ、受けにまわった蛯名は早々に待機策に切り替えたようです。かかり気味のプロディガルサンを横目に1、2コーナーはかなり後ろから進めることになりました。正直、このポジションを見て少し負けを意識したんですけどね。

向こう正面で若干ポジションを上げてからは、勝負どころまでジッと構える進め方。馬の力をしっかり把握していないとできない判断と思います。先団へ取り付くまでの速いこと。この押し上げは内々で進めた馬の、外への展開のタイミングをずらすことにもつながりました。プロフェット、メートルダールあたりは4コーナーでストライドを伸ばしきれなかったと見ています。

道中の折り合い、反応、末脚の持続。スタートからのポジション取り以外、菊花賞に向けての確認は滞りなく終えられたように思います。あとは相手関係でしょうか。逃げ馬も差し馬も封じた格好ですから、あとは神戸新聞杯の結果次第になりますね。坂を登りきってからのもうひと踏ん張りに、軽さが際立つディープ産駒の平均的な特徴とは一線を画している印象があります。独自の特徴を駆使して淀の3000をこなすことができるか。サトノダイヤモンド本命視の先入観を保っているところですが、この一戦をみるとちょっと身構えちゃいますね。

2着ゼーヴィントは戸崎の好騎乗。個人的にはもっと差があるかと思っていましたが、いまの戸崎が能力を余さず引き出してきたと思っています。仕上がりも良かった認識ですから、あの立ち回りでディーマジェスティを追い込めないのは力の差と考えるべきでしょう。菊は、うーん、イメージしにくいですけどね。

3着プロディガルサンは菊に向けて、田辺が何とか格好をつけたと思っています。レース後のコメントでは、ポジションではなくリズム重視だったとのこと。ディーマジェスティに被せられてからはだいぶ折り合いに難しさをだしていましたので、破綻せずに直線脚を伸ばすことができたのは収穫だったでしょう。登坂のあたりでディーマジェスティに寄られてしまいましたが、これがなくても交わすには至らなかったでしょうね。

4着ネイチャーレットには驚きました。重賞初騎乗の野中、うまく立ち回っていましたね。4コーナーで外に振り回さず、ちょっと見劣りする鞍下の脚色とひとつ前のメートルダールが外に進路を取る読みが重なったでしょう、直線入口で空いたインを突く判断。オーナーが経験を積んでほしいと依頼したそうですが、十分その期待に応えられた内容でしょうね。


メートルダールで少々。期待をもって見ていたのですが、北村の判断についてはちょっと残念な思いでいます。ストライドの大きなタイプですから、ストライドロスを防ぐ、特に4コーナーの加速がスムーズであることをどう担保するかが大きな課題と見ていました。

1、2コーナーで後ろ4頭との間隔が開いたあたりが外にだせるチャンスでしたが、結果的にマウントロブソン川田に終始外からプレッシャーを受け続ける形になり、さらにディーマジェスティに被せられ、4コーナーで手綱の動きが止まる流れに嵌っていました。もちろんそこで外に出すことが唯一の正解ではないのですが、4コーナーから逆算したときにどこで進路を確保するつもりだったか、ちょっと物足りなく映っています。

…あー、メートルダールの能力をこちらが過大評価しているかもですね。鞍上とは早めに外回しても勝負になるか、という見立てにギャップがあったと考えるとちょっとなるほどです。強い馬だと思うんですけどね。



ローズSもまいりましょう。

シンハライトが力の差を示しました。が、ゴールまでヒヤヒヤしましたね。馬場の悪化は思ったより有力各馬に堪えたようです。クロコスミア岩田のファインプレーを讃えるレースになりました。

公式レースラップです。
12.6-11.2-11.6-12.0-12.5-12.2-11.7-10.9-12.0

シンハライト池添はジュエラーの先行策を追わずに、自分のリズムでポジショニングしていたようです。おそらくクロコスミアの粘りは想定外だったでしょうが、長い直線を使えば差し切れるイメージで臨んでいたのでしょうね。中山の蛯名もそうだったでしょう、継続騎乗の利点はこうした場面で強く滲むものと思っています。

馬場状態が変わればまた違う結果になるのでしょうが、末脚の確かさを示したい意味は大きいですね。秋華賞は素直に本命視でよさそうです。怖がるとしたら内枠で包まれながら進んだ場合くらいでしょうか。あとは馬場と枠順でビッシュをどうするか、かな。

桜花賞馬ジュエラーは馬場を敗因と分析している模様。確かにその通りだと思いますが、同時に先行策も難しいことが露呈したようにも。京都内回り対策だったのだと理解していますが、G1で粘りきれるかというと…。本番で勝機を見いだすとしたら、きれいな馬場でもう一度内枠から先行すること、でしょうか。一気に見限るのは早計でしょうし、一発ある可能性は忘れずにおくつもりですが、どうしても評価は下がってしまいますね。

レッドアヴァンセ、アットザシーサイドとも、馬場の分を割り引いたとしても、やはり距離の問題がでたと思われます。確かに京都のほうがパフォーマンスをあげそうですけどね。それであればビッシュに重く印を打ちたいかな。

クロコスミアの逃げは、本番でも気をつけたいですね。レース直後は人気薄のスロー逃げが馬場と相まって嵌った、くらいの印象だったのですが、ラスト400からの10.9を計時できたとなると。改めて評価しておく必要がありそうです。鞍上は継続するようならなおさらですね。そうなんですよね、アルテミスSでデンコウアンジュ、メジャーエンブレムの3着に粘っているんですよね。よく戦歴を見ておかないといけません。



最後に。

両メインとも本命を指名しながら相手を取り違える結果になりました。展開なり馬場なりジョッキーの見立てなり、ひとつふたつ読み損なっているのはどうやら自覚できておりまして。クロコスミアのような馬はしっかり押さえておきたいですねぇ。

分析に時間をかけすぎず、納得感や満足感のある予想にまとめる方法をひねり出したいなぁ、と思っているところ。この「納得感」とか「満足感」がとても主観ですから読み手の皆さまには伝わりづらいと思われますが。回収率なり的中率なり数値化すると客観的でわかりやすいのでしょうが、その手の数値化は平日の業務で四苦八苦していますからねw

あくまで自分が楽しむためのメソッドでしかないのですが、このあたりがうまく言葉にまとまって、こんなですよ、とここに書き残せるとよいかなと思っているところです。「ふーん、そう」で終わることは容易に想像できますけどねw

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