2016.09.29


数時間前に凱旋門賞の2次登録が終わり、アルマンゾルは正式に回避となりました。

こんなことを書いている時点でニエル賞回顧ではないんですけどね。週明けのラクレソニエール回避からこちら、正式なスクラッチの速報を目にするとやはり驚いてしまいます。直前までわからないとは思いつつも、一方ですでに戦いは始まっているなぁとも。戦略的なスクラッチは日本だとあまり目にしませんから、それもびっくりする背景でしょうね。

あ、仏オークス馬の回避は残念のひと言です。素直に、見たかったです。


いやー、しかしSNSの情報収集力はすごいです。自分も気になったツイートはふぁぼなりRTなりしていますが、アンテナの感度がよい方が多くていろいろ助かります。TLの充実ぶり、お礼を申し上げる次第です。変ですかね。140字でもコストゼロじゃないじゃないですか。当たり前じゃないですよね。素直に有難いなぁと。

一方でメディアの充実もなかなか。Racing Viewerの特集サイト、JBISの現地レポートは恒例になっていますが、JRA-VANが海外競馬というコンセプトで専用サイトを立ち上げています。基本は日本語、海外メディアによる友道師とルメールへのインタビューを取り上げるなど「ならでは」な切り口、ニュースの充実が目立ちます。トップページにはメルボルンカップやブリーダーズカップのスケジュールも見えていますし、今後の展開が楽しみです。
JRA-VAN Ver.World



ニエル賞を振り返っていなかったので、このタイミングで。

マカヒキ、僅差の勝利でした。スローの3番手からラスト2ハロンの上がり勝負。逃げ馬が全く止まらない展開を差し切っていますから、相当な加速力とトップスピードを見せたといっていいのでしょう。

レース映像をみた第一印象は、スクーリングを兼ねた強めの追い切り。音楽や舞台の用語ですが、ゲネプロ、という表現が相応しいなーというもの。現地に慣らすという意図は事前に伝わっていましたが、これだけ順調に踏むべきプロセスを踏んで、遠征緒戦で結果も残せるとは。

辛勝という消極的な評価も散見されましたが、おそらく陣営は、特に鞍上は、差し切れなくてもいろいろな意味でダメージは少ない、くらいに腹を括っていたように思います。大事なのは無事に「通し稽古」を終えることであったでしょうからね。

シャンティイでの調教は日本のトレセンに比べてのんびりしやすい環境にあるようですから、馬の気持ちにスイッチを入れることもおそらくは目的のひとつ。仕掛けどころを遅らせて先行馬と接戦に持ち込む展開は、いつも落ち着きを絶やさない日本ダービー馬を焚きつけるのに必要十分な演出だったのだと思います。その後の調整もうまくいっているようですし、この懸念のなさは頼もしいですね。


レース直後よりこちら、現地メディアの評価は少しずつ上がっているような印象があります。ハーザンドを始め有力なライバルが参戦しなかったこと、超スローで展開したことで、能力の一部しか披露しない格好になっていますからね。レース直後の評価が低めだったのはやむを得ないのかもしれません。Arcはそんなに甘くない、みたいな現地報道の矜持も覗いているかも、ですね。

同日に行われたヴェルメイユ賞とフォワ賞、計3つのプレップレースの比較も含んで、ラップ分析はこちらを参照しています。…さっきコストの話をしておいてアレですが、無料部分だけ参考に…。自分で悶絶して予想をまとめるのがいつものスタンスというか癖で。すみません。
10/2(日)シャンティイ4R・凱旋門賞(G1・芝2400)展望 | 半笑いの競馬予想


レースの詳報は、競馬ブックの平松さんの観戦記が秀逸だと思っています。スタッフから鞍上から馬も、いかに落ち着いて、かつ目的を意識しながらレース当日を迎えていたかが伝わってきます。パドック前にはこれまでになくイレ込んでいたようなんですけどね。大江助手の経験値も頼もしい限り。気性面でもフィジカル面でも順調に消化できたプレップレース、という評価でよいようです。長距離輸送して順調って、すごい時代ですね。


凱旋門賞に向けた最終追い切りを順調に消化して「落ち着いていてイイ感じ」とは28日の友道師のコメント。これですと、現地のレースを一度経験したことでレース前のイレ込みも懸念は少ないでしょうか。初めての場所で戸惑うということはないでしょうからね。あとは相手関係になりますでしょうか。


…凱旋門賞の予想かー。

今年から馬券が買えるようになったとはいえ、データも映像も不足してしまうでしょうし、日本の競馬と同じ手順や感覚で予想するのはきっとしばらく難しいんだろうと思っています。

昨年は特に感じていたことですが、走力の高さ以外に、密集した馬群で押し合いへし合いする体幹と精神力が求められるでしょう。それを意図して避けてきたかは何ともですが、馬群の外を回してきた歴史があることは確かですね。

当日に仮柵を外すとのツイートも確認。12mほど保護しているようですから大きく外を回すことにメリットは皆無でしょう。ルメールはそのあたり重々承知して臨むのでしょうが、仮に馬群の内々で進めた場合、マカヒキのフィジカルがこれに耐えられるのか。

こう考えると、枠順前の情報でと前置きしつつ、netkeibaのコラムでポストポンド本命とした合田さんの見立てもわかるなーと思っているところです。
いよいよ今週の日曜日に開催、凱旋門賞展望 - netkeiba.com



最後に。

一番悩ましいのは、日本馬以外を本命にして日本馬の初制覇の瞬間に素直に喜びづらい、という状況でしょう。的中よりカタルシスだろうなー。そうすると予想じゃなくて応援になりますよね。もう、そう決めちゃっとこうかなw

明日が枠順発表かな。スプリンターズSも堪能しつつ、川崎でアウォーディー!と声を張りつつw、引き続きマカヒキへの期待感でシンプルに高まっておきたいと思います。

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