2016.10.02


レッドファルクスの差しが間に合いました。

改めてレース映像を観ると、デムーロはスタートから3コーナーまで結構出して行っているんですよね。シュウジと1馬身ないくらいまでダッシュを効かせていますから。その後は内外の差で番手を下げた格好。元々ズブいタイプと承知していますし、コーナリングで置かれることもコミコミで、早め早めに押っ付けていく腹づもりは出来ていたでしょう。結果として差していますが、デムーロの積極策が大きな勝因と思っています。

まぁしかし、4コーナー手前のデムーロの姿勢の低いことw 相当追い出しのタイミングが早いいですよね。気持ちがレイジーということもあるでしょうが、ストライド大きめのフォームでかつ背中を労わる調整が必要なタイプですから、トップスピードに乗るまでに時間を要するタイプでもあるのでしょうね。一旦乗ったらあの回転力ですから。

CBC賞からぶっつけでG1という陣営の判断も奏功したものと思います。尾関厩舎は初タイトル。サクラゴスペルを長持ちさせる厩舎というイメージでいましたので、仕上げに不安を覚えなかったのは予想にもプラスでした。そうそう、サラブレモバイルで助手さんのコラムを拝読していまして、次の投稿はどうなるでしょう。楽しみがひとつ増えました。


公式レースラップです。
11.8-10.5-11.1-11.2-11.2-11.8

内からソルヴェイグ、外からミッキーアイルが行き脚をつけたスタート。鞍上が田辺に変わったソルヴェイグはこれまでより積極的な運びとなりました。

…さて、ここがビッグアーサー福永の敗因を振り返っておくタイミングでしょうね。気が進みませんが、頑張りましょう。

直線で行き場をなくしたこと、登坂のあたりで躓いたことがクローズアップされていると思われますが、その遠因といいますか、そこにつながるきっかけはこのスタートから3コーナーまでの間で田辺に先手を許したことだと思っています。

ミッキーアイル松山が先手を取り切ることで、ソルヴェイグ田辺は少し下げる判断。その結果、真後ろに構えたビッグアーサー福永は頭を上げて減速する形になりました。スムーズに先手を取ったミッキーアイルは前半33.4。この2頭がタイム差なしで2、3着ですから、イージーに前半を進めたといっていいでしょう。結果馬群は、特に4コーナーに向けて密集することになりました。

田辺はそのあたりを見越して、積極策に出たのだろうと思っています。おそらくはミッキーアイルがちょっと遅れて加速してくるタイムラグがあることあたりも承知していたのではないかと。真後ろに入るであろうビッグアーサーに3コーナーで蓋をする→ペースを抑えられる→4コーナーで外から差し馬が差を詰める→ビッグアーサーにとっては前と外に蓋ができる。自身が2番手でイニシアチブを取りつつ、1番人気からけっこうな勝機を削ることができるイメージができますからね。

福永はこの展開に自分から能動的に動けませんでした。調教師が前走の逃げにあまり賛同していないニュアンスを出していましたから、ひょっとしたら逃げないよう指示がでていたかもしれません。しかし、あの行き場のない状況を招かないための一手はどこで打つべきか、自身の経験から判断はできなかったのか。

仮にあの場面で引くのなら、前走のトライアルで引いておくべきでしょう。本番に向けた予行演習にもなりますし、うまく折り合えないのなら本番で思い切って逃げる選択肢も増えたでしょうし。逆算して、本番の可能性を広げるからトライアルなのだと認識していますが、今回はそうではなかったようです。

ラップ的にも、高松宮記念、セントウルSとここ2戦は前傾ラップでラスト1ハロンが1秒以上減速する超粘り込みパターン。今回のラップは異なっちゃいました。強みを活かせなかったことは数字にも表れています。

一方、調教師はジョッキーにこの種の迷いが生じてしまうことに配慮することはできていたのか。Racing Viewerに追い切り後のインタビュー映像がアップされていますが、こうして見ると自身のイメージと合わなかった愚痴が中心で、今回の具体的な戦略に欠けているようにも映ります。…残念な限りです。

外野から偉そうにガヤガヤ言ってしまいましたが、外野だから率直によしあし言葉にできる部分もあるように思っていますし、なんといいますか、テスコボーイの貴重な血脈に不要な味噌をつけてしまったなと。人為的な不完全燃焼。いちファンとしてはそれが残念でならないです。


一方のシュウジはよく健闘しての4着。プラス2桁の体重増はマイナス要因には見えませんでした。3歳牡馬のスプリンターズSはあまりイメージがないなーと思って過去10年くらいさかのぼってみましたが、ダッシャーゴーゴーの降着が見つかったくらい。やはりスプリントチャンピオンは筋肉の年輪が必要になるのでしょうか。

そして乗り替わりの鞍上川田は当時そのダッシャーゴーゴーの主戦でした。いやな過去を掘り返した格好で申し訳ないのですが、今日の騎乗は正攻法のそれ。今後が楽しみになる善戦だったとおもっています。


善戦でいうなら5着のスノードラゴン。よく巻き返してきましたねぇ。3コーナーで挟まれてしまった分ポジションを下げましたが、だからこそ外への展開はスムーズになったとも言えそうです。レッドファルクスの真後ろでしたからね。末脚は出し切ったとみてよいと思っています。

ポジションでもったいなかったのはレッツゴードンキでしょうか。3コーナー最後方から4コーナーをインインで回る岩田のパターン。進路を見つけて脚を伸ばしましたが、前半のポジション次第ではもっと上位に来ていたかもしれません。…いや、初めから後方待機の一発狙いだったかな。だとするとあのコース取りも納得するところです。上がり最速でもったいないなーと、ちょっと思っているんですよね。



最後に。

凱旋門賞まで2時間を切りました。マカヒキ、どうでしょうね。前日は雨が短時間ふったようですが、仮柵を取るのは当日ですから影響は少ないかな。

本当はオーサムアゲインSでのカリフォルニアクロームの圧勝についても書いておきたいところですが、日本馬でますからね。強かったですよ、BCクラシックに向けて磐石なレースぶりでした。…こちらはArcが終わった後でもいいですかね。

さぁ、早く日本競馬の呪縛を解いてしまいましょう。馬券も当てましょうw


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