2016.10.10


ルージュバック、強い内容でした。

許容範囲内で折り合ったアンビシャスを目標にする形で、後方待機からの差し切りを決めました。そのアンビシャスと馬体を併せながらアタマひとつ出てくるあたり、気持ちの強さも垣間見えたでしょうか。パドックの映像からは仕上がりもうひとつと見ていたんですけどね。斤量差を差し引いても、エプソムCより強さを感じる内容でした。あーでもラップバランスはエプソムCの再現でしたね。

公式レースラップです。
12.5-11.3-12.0-12.5-12.0-11.8-11.4-11.5-11.6

比較の意味で。今春のエプソムカップはこちら。
12.9-11.3-12.1-12.2-12.0-11.8-11.0-11.4-11.5

当日は明け方に相当な雨が降りましたが、午後には回復。メイン直前には稍重発表まで戻っていました。9R、ロイカバードの外差しが33.9で決まったことから、開幕週ながらも逃げ馬の粘りこみは割り引くバイアスと読み取っていました。33秒台半ばで外目から差しても前に届かない馬場コンディションではない、ということですね。その見積もり自体は正解だったようなんですけどね。

土曜よりも若干外になっただけで、先行馬有利の馬場ではない様子。小島さんのコラムによるとエアレーションを施す時期は昨年よりちょっと早かったらしく、このあたりの影響を意識しておかないと開幕週はなかなかピントの合わない予想になってしまう手応えがございます。エクイターフ+エアレーションは繊細な馬場といっていいのかもしれません。

スタートはディサイファがビッと出て(さすがのユタカさん)、マイネルミラノが何とかハナを確保する流れ。ウインフルブルームは無理せず番手。安田記念以来のロゴタイプも逃げは選択しませんでした。隊列が決まった割に流れたのは丹内の判断に依るところも大きいでしょう。瞬発力勝負には持ち込みたくないですからね。


ルージュバックは道中待機策からきれいに外を回してきました。初めから外に回るつもりでしたね。直線に向いてから少しずつギアを上げる所作。このあたりが今年の戸崎の肝が据わっているところと思います。あとはルージュ自身の力が勝りましたね。シンコウラブリイ以来の牝馬V。凌ぎ切る様はエアグルーヴの天皇賞のようでもあり。例えが古いかな。

おそらく次走はその天皇賞になると思うのですが、うーん、ある意味エプソムCと近しい競馬で連勝したことが引っかかっていまして。本番もこの得意なパターンが再現できるのかというと。。。 エクイターフ+エアレーションは開催後半に向けて内有利になる傾向もありますし、おまけにエイシンヒカリもモーリスもいますからね。…と考えると、買い時は今回だったのかなw

終わってみたら土曜のブレスジャーニーと似た運び方だったなぁ、などとも思います。馬場コンディションの推移、枠順、力関係、各馬のコンディショニング。そうですね、見るべきものは変わりませんね。


アンビシャスはきれいなトライアルになりました。弥生賞しかり、クイーンCしかり、ニエル賞しかり。ルメールのトライアルライドは非常に精巧で美しい印象があります。前々で運んで結果をだした大阪杯。それがある意味アダとなった格好の宝塚記念。鞍上を替えるべきかは置くとして、変わったことでやるべきことが明確化した認識がありました。それに外差し馬場。本命にするには十分な条件でしたけどね。あ、折り返しなしの馬単でございました。ねー。


3着ヒストリカルは、もう鞍上の賜物といっていいですね。通称「ポツン」からの3着。個人的な見解になるでしょうか、展開からみえる理想的なポジション(治郎丸さん的にいうと勝ちポジ)から大きく離れていても、その馬のペースを守ることでラストまできっちり脚をのばすことを重視する乗り方であると思っています。成績が振るわない、レースに集中できなくなっている、など理由は様々でしょうが、これで立て直しが効く馬もいますからね。ただ、これで馬券圏内にもってくるかー。すごいですね。今回に関しては、新潟記念のように一発狙っている部分もあったかもしれませんね。


ステファノスは昨週のビッグアーサーよろしく、内枠スポイルとなってしまいました。決定的に異なるのは、川田はスタートから押してポジションを取りにいったこと。おそらくは前にはいられないよう極力けん制してポジションを確保する意図だったと思うのですが、パトロールビデオをみると、そのプッシュがクラレントと並ぶ位置を生み、クラレントに寄せられるプレッシャーを生みました。…今日の馬場で内をつく意図だったのかなぁ。

直線に向いて迷わず最内を狙う判断でしたしね。開幕週で前が残るという「先入観」だったのなら、ちょっと厳しいですね。少なくとも戸崎とルメールには見えていたわけですから。結果的にイン付きは、脚をなくした先行馬とロゴタイプ田辺の間合いによって進路を失うことになったわけですし。前哨戦としてなにをしたかったのか、いまいち伝わってきていない状況です。

次走は天皇賞でしょうか。能力の衰えるタイミングでもないですから、これで人気の盲点になるなら面白いかもしれません。とはいえ昨年の2着馬。面白い、という語り方をする馬でないところが残念ですね。


馬場が緩いのが応えたとは田辺のコメントですが、ロゴタイプはある程度力をだせた8着だったと思っています。安田記念と今回のパフォーマンス、着順こそギャップがありますが、自分の中では変わらないイメージで捉えられていますね。予想からは外していました。

レースの勝敗には直接結びついていませんが、田辺の動きでポイントがひとつ。直線に向いて、ウインフルブルームとの間隔を1頭分空けている時間がありました。ちょうどその真後ろにはディサイファ。田辺は残り400のハロン棒手前でその間隔をすっと締めます。個人的にですよ、この間は誘い込みの間だったのかなと。ディサイファが予め進路変更をせず、かつ締めた際に行き場を失うようなタイミングを狙って、田辺がトラップを仕掛けていたように見えました。

仮にそうだったとしても、あまり特別なことではないんでしょうね。ダービーの際にも武豊が向こう正面からマカヒキを誘っていたことは、武豊TVで本人達が話していましたし。で、締められたことで行き場をなくしたのはディサイファと、その真後ろで道中を進めたステファノスでした。「うまく進路をキープできなかった」とは武豊のコメント。おそらく、この見立てでよいように思っています。



土曜のサウジアラビアRCも少々。

ブレスジャーニーの差し脚はなかなか強いインパクトがありました。ブレスジャーニー=ルージュバック、ダンビュライト=アンビシャスと置き換えると、毎日王冠のイメージにトレースしやすいかな。結構な雨を経て傾向が変わらないとすれば、東京の馬場は実はなかなかタフということにもなりますね。むむ、走っていない間の雨なら、排水性はかなり機能するということでしょうか。

公式レースラップです。
12.3-10.9-11.8-12.7-12.4-11.7-11.1-11.6

さすがにラップ構成は異なっていますね。4コーナーから直線登坂までの加速ラップでよりギアをあげられた2頭が抜け出した格好。というよりはブレスジャーニーの末脚が印象的でしたね。スタートしてしばらく、ダンビュライトからひとつ下げてのゆったりした追走。直線入口でドリフトするようなぶん回しはご愛嬌でよいでしょうか。

新潟の未勝利でみせた末脚そのまま。前日にちゃんと各馬の勝ちあがり時のレース映像で予習しておいてよかった。大きいストライドは母父タニノギムレットを想起させますね。リアルタイムでダービーを見ていない方は是非。

そして相談役は今年初重賞。50代での重賞制覇に60歳までいっちゃおうかなというノリのよいコメントがあったようで。ええ、いっちゃってくださいw ほんとうに来春の2400が楽しみなイメージがありますしね。いまのところはヴァナヘイムとこの1、2着かな。


ダンビュライトは中団から脚をのばしての2着。デビュー戦の中京がかなりユニークな馬場状態でしたので、今回が速めの馬場にどのくらい対応できるか、試金石となる一戦でした。おそらくはルーラーシップ産駒の評価にはしばらく引き合いに出される1戦になるのでしょう。やはりディープやキングカメハメハに比べると俊敏な加速には向いていないのかな。

気になるのはブレスジャーニーに怖がって内に寄れたというコメント。並びかけられた際に手前を変えて仰け反るような所作でした。道中ストレスの少ないポジションで進めていましたし、今後レース中にかかるストレスについてはまだ未知数かな。次走でのメンタル面はちょっと気にしないといけないですかね。

実は職場の皆さまと種牡馬縛りのPOGをやっていまして、持っている1頭がダンビュライトなんですよね。なんとか期待していきたいという思いがご贔屓感につながっての本命視でした。最初はヒヤシンスSで会ってもよいな、くらいに思ってたんですけどねw 次走はどこでしょう。これで中山をこなすようだといろいろ面白くなりそうです。


1番人気クライムメジャーはかかってしまった上に早め先頭での3着。馬場も展開も向かない中での粘りですから一定の評価は要るように思います。ダイワメジャーにこの緩急の大きいラップですから、より得意な条件での巻き返しなら十分ありうるでしょうね。



最後に。

秋の府中、始まりましたねー。土曜は現地観戦でしたが、パークウインズとはやはり雰囲気が違っていてよいですね。なにより開いているお店の数も違いますからねw

早速雨にたたられていますので、当日の馬場状態をつどつど見極めていく必要があるかな。毎日王冠はテレビ観戦でしたが、例年以上に現地に通い詰めたい気持ちになっています。どうしましょうね。もろもろにマイナスの影響がでないように時間を工面しないとですね。まぁ早速、明日行っているはずですけどねw


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