2016.10.28

ヤングマンパワーの機動力が勝りました。

想定していたとはいえ、スローでしたね。1番人気ロードクエストが追い込み脚質ですから、他馬の戦略的には妥当なペースであったと思っています。ヤングマンパワーはこの流れを好位で追走。逃げる形になったテイエムイナズマが直線で内を空けた分、コースロスはほぼ皆無で末脚を伸ばすことができました。好位で立ち回る力もまた、能力のうちでしょう。松岡がしっかり組み立ててきた果実かな、と思っているところです。


公式レースラップはこちら。
13.0-11.5-11.8-11.8-11.7-11.2-11.2-11.8

テイエムイナズマの直後でアイドリングしながら、残り400で内にハンドルを切る戸崎の判断。ここ2戦で末脚の程度は分かっているのでしょうね、ゴール前はイスラボニータとの差を広げる形になりました。これで東京-新潟-東京の3連勝。いい内容でG1にむかうことになりました。関屋記念からの連勝って近々でありましたっけ。

ポイントは初の京都でしょうか。阪神だとアーリントンカップ勝ちがありますが、関西遠征もこの一戦のみ。おそらくは問題ないのかと思いますが、秋華賞と菊花賞と、関西初輸送の有力馬が着順を下げていますからね。どちらも3歳ですから端的に比較しないほうがよいかな。個人的には取捨の難しい1頭になりそうです。


イスラボニータはヤングマンパワーの直後で立ち回っての2着。こういうラップでこそというアラートが締切直前にフッと過ぎっての複勝に助けられました。が、内容は完敗に近いでしょうか。ベストな展開、スイートスポットがだいぶ狭い印象にまとまってきています。

録画しておいた土曜の中継で共同通信杯の映像が流れていましたが、やっぱりあの頃のほうが筋肉量が少なくストライドが大きかったですね。特異なフォームだったなぁ。いまいまは肩まわりの筋肉ががっちりした分、前脚のストライドが強く狭くなった印象です。古馬らしいともフジキセキらしいとも。よしあしなんでしょうね。


ダノンプラチナは格好をつけた形の3着。追い込みでは間に合わないという判断があったのでしょう、スタートから前めのポジショニングを意識していたようです。1、2着馬の外を回っていた分、直線では先行するテイエムイナズマ、マイネルアウラートの外に持ち出すことになりました。インをついた1、2着馬とはコースロスというには厳しいディスアドバンテージがあったと思っています。悲観する内容ではなかったでしょう。

パドックで気になったのは左トモの送り。なにかこう鳥が足を縮めるような持ち上げ方をしていたんですよね。この歩き方でいいんだっけと、だいぶ訝しんでおりました。昨年そうやってパドックで評価を下げて痛い目を見ていますので、多少思い直して相手には加えていました(本命ロードですからダメではありますが)。でも、仕上がりという意味でも何とか格好をつけた形だと思っていますので、このあとの京都でどれだけパフォーマンスを上げられるか。コースは合っていると思っています。


ガリバルティは3コーナーでポジションを下げて、溜めに溜めての5着。直線も進路がクリアになるまでかなりかかりましたので、切れ味の限界は見せたのだと思います。トライアルに徹した道中だったのでしょうが、気性的にプッシュできないのだとしたら、京都のG1は厳しいかな。馬を痛める乗り方でなかったのは間違いないと思います。


ロードクエストはスローペースとブラックスピネル大野にスポイルされてしまいました。パトロールビデオで確認しましたが、これだけ蓋をされてしまうと厳しいですね。大野のファインプレーとも、意地悪とも。どっちもかな。

さすがに直線で追い込むのに11.2-11.2のラップは速過ぎるでしょう。今回の負けはノーカウントでよいと思っています。ただ、京都で似た光景を目にしてしまう可能性がないとは言い切れないかな。脚質がもたらす不安定さ、本番は取捨をしっかり見極めたいですね。



日曜東京のメイン、ブラジルカップはさくっと。

ミツバ、というより横山が華麗に逃げを決めました。凄いですね、ほんと。府中にいたのですが、直線に入ってからゴール直後まで、スタンドの歓声はなかなかお目にかかれない独特なトーンでしたよ。

公式レースラップです。
7.2-11.0-11.7-11.9-12.0-11.9-12.0-12.5-12.5-12.9-13.3

ラニが後方から、1番人気のアポロケンタッキーも積極的に運ぶタイプではなく。有力馬の位置取りがちょっと後ろ重心になる見込みですから、逆張りする戦略はもうなるほどですね。スタートして少し内を確認する間があってから、グーンと先頭を奪いにいきました。前々走のオークランドRCTで内枠スタートからクシャクシャにされて後方に下がった姿を覚えていましたので、あー外枠だとスムースだなー、とも。

追い込む末脚の息の長さをどこで活かすのか、この組み立てと実際にそれをアクションできること。直後のエアスピネル武豊と合わせて、見事な立ち回りを順番に観ることができたのは贅沢というべきでしょう。鮮やかでした。

当然ラップタイムは後で確認したわけですが、まぁきれいに粘りましたねー。ゴールに向かっての緩やかな減速ラップはカネヒキリらしさと受け取っております。1着はカネヒキリ、2着はクロフネですから、旧ジャパンカップダート、いまのチャンピオンズカップに向けて、先輩たちがラニに塩を送った、などとこじつけても面白いですね。ドバイワールドカップまでの道のりは甘くないぞ、みたいな。



最後に。

そうこうしている間に天皇賞の枠順が決まりました。エイシンヒカリが1枠1番。それこそこじつけ?じゃないですが、サイレンススズカとの符合に熱の上がるツイートが散見されております。

個人的にはサイレンススズカとはタイプが違う、という冷静な態度がございまして。先程までのカネヒキリの件とはエラい違いですねw こう、スズカの前向きな意欲の一方で、返し馬ではスタンド前をゆっくり進めることができる気持ちのバランス。エイシンヒカリだと一気に燃えてしまいそうですものね。

ロゴタイプ田辺は逃げにこだわらない、と戦略を明かす方向で牽制球を投げておりますし、間に挟まれたクラレント内田の視野も気になります。リアルスティールはこれをどれくらい追いかけるのか。

キーになるのはクラレントのゲートではないかな、などと序盤の駆け引きを絶賛夢想中でございます。このあれこれイメージを膨らませることが許されるメンバー構成こそ贅沢なのでしょうね。

エイシンヒカリの逃げ切り。いまのところ可能性は低いと見ています。楽に単騎逃げができて、燃えすぎない気持ちの中でハイペースをつくり、2、3番手がペースに蓋をして、3、4コーナーで後続との差が開く。このくらいの状況が整わないと逃げ切りは難しいように思っていまして。でもユタカさんだしなー。

希望をいうなら、グラスワンダーが府中の2000を制する瞬間を見てみたいと思っています。ワンダー爺さん、出ていたら勝っていたはずですから。ねー。

…まぁまぁ落ち着いてですねw、土曜の微妙な雨予報もありますし、じっくり取り組んで参りたいと思っています。


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