2016.11.06


海外を含むとだいぶ盛りだくさんな週のためか、書くことより観ることや情報収集に時間を使うことを優先しがちですね。アルテミスS、スワンSも書いておきたいことはあるのですが、いまのところ今週分とまとめて短く触れるに留めようかなと思っています。あー、BCディスタフはすばらしかったなー。詳細に書けるほど情報収集できてませんが、素直に凄かったことは触れておきたいですね。

天皇賞のインタビュー終了後にダッシュで空港に向かったライアン・ムーアが象徴的でしょう。観る側も乗る側もワールドワイドな視点が浸透しております。まさか職場の昼休みにメルボルンカップを観られる時代が来るとはねぇ。Twitterの中継映像でしたからちょっと小さかったですけど、解像度は十分。見たことがあるフォームと思ったら2着がモレイラでしたし。こちらは札幌→香港→メルボルンですものね。


はい、そのメルボルンから川崎へ。もろもろ切り替わっていなかったでしょうか、馬券的には3タテをくらってしまいました。

馬場が難しかった。前日の雨が残る重馬場、脚抜きがよい分前が残る、というよりは差し馬がバテてしまうパワーを要する馬場にも見えました。速いハロンラップを2つ続けることが難しい、という言い方で実態を表せているでしょうか。個人的に何ともつかめない馬場でしたね、という言い訳から。28,000人という入場者数は現場でも実感していまして、パドックから返し馬へいつもなら間に合うのになーという言い訳も加えておきましょうw


JBCレディースクラシックはホワイトフーガ。

公式レースラップはこちら。
13.0-10.8-12.2-13.4-12.1-13.3-13.2-13.3

こうして振り返ると、そりゃこのラップを勝ちきるのはホワイトフーガでしょう、という感想しか思いつきませんね。粘るレッツゴードンキをジリッジリッと交わしての力強いフィニッシュ。前走レディースプレリュードは最悪の条件が折り重なっての敗戦でしたから、スピードの持続にパワーを要する馬場であるだけでもうアドバンテージですよね。おまけにスパイラルカーブの4コーナーを意識してでしょう、早めに外へ展開して大回りしながらスピードを殺さない蛯名の判断もありました。なんで本命じゃなかったんでしょうねw

レッツゴードンキの積極策は馬場コンディションと相まって吉と出たようです。向こう正面の12.1はなかなか厳しいラップ、これも含めて最後まで粘りましたから、ダート路線へ活路を見いだしたといってよさそう。陣営の判断も岩田の判断も結果につながったのだと理解しています。桜花賞馬のダート挑戦、というとキョウエイマーチを思い出してしまいますね。

タマノブリュネット。向こう正面の12.1を巧みにやり過ごして捲りにいきましたが、直線で息があがってしまいました。この日の馬場で最もスポイルされるタイプだったようです。前走はホワイトフーガと対照的にすべての条件が奏効した結果でしょうから、狙い下げるのが定石なんですけどね。そのウラをあえて、みたいなよこしまなアレだったかもしれません。


JBCスプリントはダノンレジェンドの逃げ切り。

公式レースラップはこちら。
12.5-11.5-12.7-12.1-12.9-13.2-12.3

前走東京盃では同じく内枠だったコーリンベリーに蓋をされないよう、インを死守する逃げをうってスタミナ切れを起こしていました。それに比べればソルテを抑えて1コーナーに飛び込むのはまだ余裕がもてていたかもしれません。いったん離してしまえば後続は追いつくまで脚を使いますからね。デムーロの前々、早め早めな騎乗スタイルとも合っていた印象。パドックでは決してよく見えなかったんですけどね。力の差、でよいと思っています。

本命はソルテでした。1コーナーまでにダノンレジェンドとハナ争いをした分、溜飲は下がった格好ではあります。あの馬場で前半深追いした分、ラストは脚が上がってしまいました。向こう正面でも、間隔を空けながらもダノンを追いかける気持ちのはいり方。気持ちのはいった方が負ける様は、観る側からするとなかなか寂しさも覚えますけどね。

ベストウォーリアはこれ以上深追いできない追走からの2着とみました。1着を狙うにはダノンの逃げを封じるしかなかったでしょう。ジョッキーも上手く立ち回ったと思っています。この馬に◎をつけない判断だけは合っていたかな。

コーリンベリーは逃げられず、流れを追いかけながらの3着。今回は外枠が応えた結果でしょう。条件次第で巻き返してきそうですね。あー、レーザーバレットは馬場から差しが決まらないと評価を下げました。これも合っていたでしょう。クラシックもそうですが、ルメールは乗り馬の脚質と馬場がアンマッチだった印象です。


JBCクラシックはアウォーディー。

2周目の向こう正面で手応えの差を見ながらじわじわコパノリッキーを追い詰めていく武豊。この馬場なら長く脚を伸ばし続けられる方がアドバンテージは大きいですよね。本命を完全にミスチョイスしてしまいました。強かった。ほんとに川崎でアウォーディーだったとはw

公式レースラップです。
7.1-11.1-12.6-13.3-12.9-13.7-14.0-11.8-12.5-13.1-13.2

1番人気コパノリッキーが出負け気味のスタート。横からの映像ですが、ちょっとつまずき気味に見えました。内からサミットストーン、コパノのひとつ外枠からホッコータルマエがプッシュしての先行争い。田辺は手綱を動かして初速を確保しましたが、先行2騎を深追いしない戦略に切り替えました。そしてそのすぐ斜め後ろにアウォーディー。武豊にすれば考えうるパターンの中では比較的望ましい陣形、だったんじゃないかなと。コパノ潰し、とは表現が露骨に過ぎるでしょうかね。

コパノリッキーが勝つには逃げ、先頭でペースメイクできないと苦しいだろう、と読んでいました。最初のコーナーまでにサミットストーンを制して、ホッコーに深追いさせない形で先手を取り切る田辺のイメージ…はピンポイント過ぎたんでしょうね。

クリソライトがわっせわっせと2番手まで押し上げ、コパノは外から交わされる格好。そりゃ気持ちははいりやすいですよね。かといってそのクリソライトの後ろで折り合わせた場合、外からアウォーディーに被せられて進路が消えてしまいます。前に馬を置けず、スタンド前で抑えにかかっている田辺の姿はだいぶイメージと異なっていましたねぇ…。

アウォーディーの自在性は大きなアドバンテージになりました。結果的にじわじわとスピードに乗せていくシンプルな流れ。この展開にもっていけるのが武豊ですね。アウォーディー自身はダート負けなしでG1制覇、武豊はJBCクラシックなんと8勝目。場内のインタビューではMr.JBCクラシックと呼び出されて何ともいえない表情になっていたのが印象的でしたw

ホッコータルマエはだいぶ復調モードの2着。パドックでも調子のよさは伝わってきました。全盛期に比べると少しパンプアップに足りない印象ではありましたが、柔らかさは感じられましたので要警戒、と思っていました。これまでの乗り方から、幸は肉を切らせるような積極策をどこかで取ってくるとも思っていましたし。しかし、序盤に無理をした割にラストまでしっかり粘ったのはいい意味で想定外でした。そうですよね、ダートG1最多勝利馬ですからね。調子落ちがないなら次走も要注意と心得ておきたいと思います。

サウンドトゥルーはこの馬場でよく差してきての3着。序盤で先手を取るタイプではないと割り切って評価を下げたのですが、いやいや頑張っていました。馬場と展開が合えば、まだまだ怖い存在ですね。

クリソライトは鞍上藤井勘一朗がしっかり先行するポジションを求め切ったため、その分早々に脚がなくなってしまいました。コリアカップが展開に向いた(スタートしてから100mは真っ直ぐ走らなければいけないルールがあるそうで、それも後押ししたかと)部分があったでしょうし、もともと二の脚でじっくり前を伺うタイプですから、この結果も納得ではあります。いまさらな感想かもしれませんが、コーナー半径の大きい府中2100でどんな競馬をするか観てみたいですね。



最後に。

当日は悪友と現地観戦でした。あちこちでリニューアルされている場内に戸惑いながら、とりあえず食事を済ませてから入場したことは正解だったと混雑への分析をかましておりました。あの行列を見て、コロッケもスルーしたのは何とも残念ですけどね。

いや、多かったですね、ひと。パドックからの距離、本場馬へはいってくる位置からして、どうしてもゴール前にひとが集まってしまいやすい設計ですので、ごったがえしているゴール前を避けて、ターフビジョンの端、4コーナー寄りまで少しずらしての観戦となりました。

エンターテインメント全体にいえることなのか、ライヴ観戦にスポットが当たっているようで、競馬もその影響を受けているんでしょうかね。宣伝されているG1はしっかり入場者数が確保できている認識があります。ほっといても来る層ではなく、若年層やお一人様、ファミリー層あたりが新たに足を運んでくれているという感覚がありますが、実際どうでしょうね。

新しいファン層が関心をもってくれることは、競馬が長く続いていくためには必要ですからね。単年度会計とは異なる視点も折り込んで、引き続き(多少チャラくてもw)いろいろな層が一同に会する競馬場であってほしいなと思っています。もちろん客単価が高いであろう馬券オヤジ層も忘れちゃダメですよねw

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