2016.11.13


タガノトネールの押し切りでした。

直線先頭でそのまま押し切るとは思いませんでした。金曜の雨が時計のでやすい重馬場をつくった格好。改修前のクロフネには及ばないものの1:33.8は速いですねぇ。

公式レースラップはこちら。
12.2-10.7-11.6-12.1-11.7-11.7-11.6-12.2

3コーナーで少し緩んだ以外はほぼ一定のペースで展開。田辺は先頭に押し出されるタイミングを読みながらある程度微調整し、ある程度は割り切って臨んでいたように見えています。溜めをつくらずスタミナをじわじわ使っても、ラスト1ハロンの減速幅が少なく粘りこめるという見立てもあったでしょう。ポジションだけ見れば先頭に立つのが早すぎる、といったほうが賢明でしょうからね。前年2着の実績馬、終わってみればリピーター、という言い方でもいいのかもしれません。

モーニンは3コーナーで両サイドにぶつかったことでリズムを崩したようです。が、前にいたタガノトネールはちょうど抑え気味のところ、内にブラゾンドゥリス、外にソルティコメントで完全にポケットにはいってしまっていました。行き場のない状況で前がかる気持ちを戸崎は抑え切れなかった様子、逃げ場のない首の力みは左右へのカラダのブレを生んでしまったようです。パトロールビデオで見た限り、尻もちをついていましたね。

59kgの斤量、速いペース、勝ったタガノトネールの蓋。もろもろが積み重なっての敗戦となりました。前走日本テレビ盃ではアウォーディーとのマッチレース、1800mという距離に目処が立っているのか、その試金石になる内容だったらよかったんですけどね。個人的には1400ベストという理解をしていますので、次走がチャンピオンズCであれば割引かな。ライアンやミルコなら一考の余地はあるかもしれません。

ゴールドドリームはそのモーニンの後ろで3コーナーを迎えながらの3着。馬群を捌くまでに時間を要してしまった割に、ラストはよく迫ったと見ています。ユニコーンSの覇者の巻き返し、こちらもリピーターでございました。

ノボバカラは先手を取ることなく、終始手が動いての9着。時計が速すぎたことと、1400ベスト=1ハロン長かった、という認識に落ち着いています。ライアンは理想的なポジションを取りにいくことに対してこだわりを見せるタイプ、という見立ても同時に得られています。動かせるという自信がそう選択させる部分もあるかもしれませんね。


デイリー杯2歳Sはジューヌエコール。

他馬が折り合いやポジショニングに苦心する中、福永のそつのないドライビングはアドバンテージとして十分でしたね。前走ききょうSで折り合い重視の経験をひとつ積んだことは大きかったのでしょう。加速ラップを差し切るパフォーマンスでもありましたので、さすがルメールと思いつつ、今回本命視すべきだったかなと反省中でございます。

公式レースラップはこちら。
12.5-11.4-12.0-12.5-12.1-11.5-11.2-11.4

3戦3勝で重賞制覇。確かに能力は示していますが、ひとつ前の投稿通り、アルテミスSの1、2着とファンタジーSを制したフランケルの牝馬、この3頭が抜けているという認識に変化はなく。ヴゼットジョリーと変わらないイメージ、という表現を思いついてしっくりきているところです。

サングレーザーはかかり気味、というより力んだ追走が最後まで堪えてしまった様子。それでも勝ち切るようなら、という贅沢な希望もありますけどね。中盤で緩んだラップを考えれば善戦というべきでしょう。



さて、アメリカのブリーダーズカップにも簡単に触れておきます。

BCフィリーズ&メアターフ、ヌーヴォレコルトの挑戦は残念ながら12着に終わりました。
詳細は以下のページに譲ろうと思います。いい回顧ですね。
レース成績・回顧:2016年ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ 海外競馬発売 JRA

ヌーヴォレコルトはどうやら自分の競馬をさせてもらえなかったよう。適性に近い競馬ばかりではないですから、結果はそれとして受け止めないといけないでしょうね。次走は香港ヴァースのようですが、アメリカ滞在のまま招待を待っているとのこと。陣営の柔軟さはすごいですね。

勝ったクイーンズトラストは初G1制覇がBCになりました。ヨークシャーオークス3着など惜敗が続いていましたが、いや続いていた分思い切った騎乗が可能だったかもしれません。デットーリとマイケル・スタウトのコンビはシングスピールまで遡っちゃうオールドファンでございます。いい表情の写真が先のページにアップされていますね。

そのヨークシャーオークスの勝ち馬セブンスヘヴンは4着と着順を上げ切れませんでした。2着レディイーライに直線で前にはいられたことで加速のタイミングにずれが生じてしまったでしょうか。愛オークスの勝ち馬ですし、小回りがいまいちだったかな。


BCクラシックはアロウゲートがカリフォルニアクロームとの一騎打ちを制しました。これは熱い内容。凄かったですね。待ちきれずに寝落ちしてしまったことを後悔するばかりですよホント。

百聞は一見にしかず。こちらはレース映像にてご確認いただければ。スタミナのないものは去るのみ、ですね。
2016 Breeders' Cup Classic - YouTube

アロウゲートはこれで世界レーティングトップに。次走はペガサスワールドカップ?日本で馬券は売らないのでしょうか。楽しみな3歳馬が現役を続行してくれるようです。


BCディスタフも載せておきましょう。無敗のソングバードとこれで引退となったビホルダーの競り合い。こちらも圧巻です。
2016 Longines Breeders' Cup Distaff - YouTube


…この調子で触れ始めると全部になってしまいますので止めておきましょう。いや、やっぱりお祭り開催が名実ともなっているのはうらやましい限りですね。



最後に。

日本もこれから有馬記念までノンストップでG1が続きます。香港にだいぶ持っていかれるかなと心配していましたが、ルージュバックとディーマジェスティが参戦するようですので、ジャパンカップのレベル感も保たれるかな。

まずはエリザベス女王杯ですね。何とも悩ましい枠の並びと思っていますが、休み明け出なければミッキークイーンで迷わなかったでしょう。いまのところはミッキー中心ですが、ギリギリまで馬場と展開のマッチングをイメージし続けることになりそうです。出方が読みにくいクイーンズリングとパールコードが予想の鍵になるかな。何とかうまく焦点を絞りたいですねー。

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