2016.12.11


サウンドトゥルー、ハイペースをタフに差し切りました。

改めてレース映像を観ると、芝とダートの違いこそあれ、1、2着の位置関係はキズナのダービーのようですね。艱難辛苦を乗り越えて(?)ようやく先頭に立つアウォーディーに直線に向くまで内ラチをキープし続けたサウンドトゥルーが襲いかかる。それぞれ、エピファネイアとキズナに置き換えてもう一度映像を。お楽しみいただけると思いますよ。

考えてみれば同じ左回りのツーターン、アンジュレーションもまぁまぁ相似、コーナーの半径が小さい分減速幅が大きくなりやすいあたりが異なる点でしょうか。緩急のキツさは今年のほうが上なのですが、おおよそラップの傾向は昨年と変わりないと読み取っています。


公式レースラップはこちら。
12.7-10.7-12.9-12.5-11.8-11.8-12.4-12.3-13.0

昨年のサンビスタはこちら。
12.5-10.7-12.3-12.5-12.2-12.3-12.5-12.5-12.9

モンドクラッセ、アスカノロマン、コパノリッキーが追いかけたラップはかなり緩急のあるもの。誤算といいますか、昨年と大きく異なる点はブライトラインが途中からハナを伺ったことでしょう。これで相当きつい競馬になりました。少なくともコパノリッキーはこれに巻き込まれた時点でアウトでしたね。

田辺は逃げの指示を受けていたようです。ただ1コーナーに向けて行き脚がついたあたりでルメールに外から蓋をされてしまいました。そこから先、どのくらい詳細に指示が出ていたかは不明ですが、向こう正面で内の馬から少し離して外から先頭を窺いました。

結構な無理のある押し上げでしたね。自身の馬が行き過ぎないために隣から少し離す、という意図もあったように思いますし、同馬主のアウォーディーのアシスト、ペースを落ち着かせすぎない&砂を被らないようにコースを開ける配慮でもあったのかなと。田辺はいろいろバランスしてあのきついラップに踏み込んでいったように思っています。最下位という結果も厭わない思い切りのよさ。これがロゴタイプの安田記念しかり、G1の肝心なところで活きるのでしょう。

なにか武豊と田辺のペースメイク、ペース判断がここのところのG1のキーポイントになっていますね。個人的には、というエクスキューズはいらないかな、これにルメールを加えて、予想の段では注視するジョッキーになっていますね。積極的にレースを作りに行きますし、無理せず流れにのってもきますからね。彼らがどうレースを組み立ててくるか、それを読むのも楽しみのうちと思っています。


サウンドトゥルー大野は昨年の反省もあったのか、腹を括ったきれいなポジショニング。イレギュラーがなければ直線に向くまでインで後方待機、と決めていたでしょう。この田辺の動きが読めていれば、ハイペースの差し馬として重みを増して予想できたんですけどね。

東京大賞典の差し切りと川崎記念以降の差し届かずは一貫していると思っています。前のペースに左右されてしまうあたりが1番人気を背負いきれない理由でしょうが、これはもうキャラクターですものね。東京大賞典はうまくいったんだけどなぁ。当てたかった。


アウォーディーが本命でしたが、砂を被った際のリアクションはまるで初ダートのよう。いかに武豊が上手くエスコートしてきたかが伺えます。連勝していますから、おそらく調教でも思い切ったエクササイズ(砂を被る練習)は避けてきたのかな、などと邪推しているところ。

武豊のコメント通り、1コーナー、向こう正面、そしてゴール前で抜け出すソラと都合3回、G1の1番人気にそぐわない集中を欠いた場面が現れてしまいました。…むしろよくこの内容で僅差の2着まで来れたな。砂かぶりのリスクは折り込んでの本命視でしたが、いややっぱり危険な予想だったかもしれませんね。


アスカノロマンは粘っての3着。今年前半の勝ち方からで、このチャンピオンズカップで楽しみと思っていたのですが、近走の負け方が何とも気になってしまいまして。当日の馬体も好印象、スタミナを引き出すのに和田への乗り替わりはプラスなどと思ってもいたのですが、どうしてもそこまで粘り切れないのでは、というイメージが払拭できず。こういうときは薄くでも押さえておくべきですね、というのが今回の一番の反省点です。

そういえばアグネスデジタルも惨敗から巻き返していたよな、というのはレースが終わってから気がつくんですよね。精進いたします、はい。


かかってしまったゴールドドリーム、外枠と距離が合わなかったモーニン。次走以降での巻き返しは注意したいかな。どちらも距離を短くしたほうがプラスと思いますので。

ノンコノユメは去勢後ちょっと馬体に張りがなくなったような気がしています。去勢に期待する効果は気性を和らげることに加え、筋肉の質をパンプアップから少し柔らかい方向に変えること。サウンドトゥルーはそれに上手く成功したでしょうか、パワーを落とさずに以前よりストライドに伸びやかさが増したように見えています(トモの振り幅ですね)。

一方のノンコノユメは強く踏み出す筋力が一段階減ってしまったように見えていまして。このあたり事前の判断は難しいのかもしれませんが、今後の調整でどう変わってくるのか。馬場コンディションもどうやらテン乗りも合わなかったようですし、もう少し注意して見守りたいと思っています。



最後に。

もうすぐ阪神ジュベナイルフィリーズと香港国際競走が始まるというのに。ようやく先週の回顧記事が書けました。いまいまは府中の競馬博物館、ガラス張りの向こうに人工池?のある背もたれゆったりなソファでこれを書いています。さすがに水は流れていないですね。ガラス越しに外気の冷たさが伝わってくるくらいですので。

これから阪神の馬場と有力馬のおさらいをしつつ、サラブレモバイルの「海外競馬情報」で香港4レースの傾向を合わせておさらいしようと思っています。忙しいなw いつものサラブレのテイストなのですが、時間のないなかで要点を捉えるのにはすごくよくまとまっていてとても助かりました。

レースの期待感やおそらくこの辺をポイントに予想する、みたいな記事が久しく書けていないなー、などと思いつつ、パークウインズを堪能してまいります。いちおう。阪神は人気の内枠2頭、フランケルよりダイワメジャー?などとイメージをもっていますよ。


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