2017.02.14


サトノクラウンの完勝でした。

緩い馬場の影響が大きいとはいえ、1~4着までは道中の並びの通り。上がり3ハロンはラップを上げながら、そしてゴール前では耳をパタパタさせながら(立たせるような寝かせるようなw)の勝利ですから、完勝といっていいと思っています。向こう正面で2頭が先行し離れた3番手に収まった時点で勝負あったように見えました。

公式レースラップです。
13.0-11.5-11.9-11.8-12.0-12.6-12.9-12.4-12.3-11.9-11.8

ヤマカツライデンがハナに立つのは大方の予想通りですが、今回はかなり勝負がかっていたのではないでしょうか。土曜の小倉開催が月曜に延期される雪の影響。週中は京都も危ぶまれていましたからね。その馬場状態からして、5ハロン目まではかなり踏んでいったと見て取れます。池添の誤算はガリバルディでしょうか。川田は溜めるポイントがあることを見越してか、早め早めに追いかける作戦にでていました。単騎逃げにならなかったことでヤマカツライデンの可能性は消えてしまっていたことでしょう。

デムーロにとってはやることが比較的シンプルになったでしょう(シンプルですが度胸が要るやつですね)。たまに鞍下の余力以上に積極的に動いている姿を目にしますが(たまに?w)、この並びですから後続を待つことも自分から行くこともできます。ただサトノクラウン自身の癖がありますので、3、4コーナーで気持ちを抜かないように扶助を加えながらの追走。こういう点ではフジの中継で細江さんが指摘していたように、デムーロやモレイラの手綱がっちりタイプが合っているのかもしれません。

直線は外のマカヒキがほぼ並んだところから突き放す格好。先述の耳からも、まだ余裕ありましたね。ハイランドリールを差すことができたのはこのあたりにも垣間見えると思います。このレイジーさを動かしきったわけだから、モレイラのアクションは相当厳しいのでしょうね。


気になる次走、現時点ではドバイシーマクラシックとザBMW(オーストラリア、ローズヒルガーデンズ競馬場の2400m)に登録があり、まだ確定報道がないでしょうか。どうやら大阪杯の可能性もあるようです。個人的にはオーストラリア市場を開拓してほしいですが、適性面はどんなでしょうね。

ローズヒルズガーデンズは、リアルインパクトが勝ったジョージライダーSが開催されていますので、陣営には少なくない経験があるものと思います。が、トラックの形状を見るとまた何ともいえない面妖さが…。2歳の世界最高賞金レースであるゴールデンスリッパーSもこの競馬場なのですね。という基礎知識はこちらで。有難くもよくまとまっております。
ローズヒルガーデンズ競馬場 | 主な競馬場紹介 | JRA-VAN Ver.World


敗れたマカヒキ。ラスト5ハロンはずっと加速ラップですから、ただでさえ差しにくいところに前年の勝者。そしてレース後のコメントでムーアは馬場に敗因をもとめていましたね。切れ味身上のダービー馬ですから、この折り重なった条件は相当堪えたものと思われます。

パドック映像の印象はちょっとコロンとしたかなというもの。おそらくですが、ダービーの頃より特に後躯の筋肉量が増したことで歩幅が少し詰まったかなと。母父フレンチデピュティ、なによりウリウリの弟ですから然るべき成長なのでしょうが、ダービー馬の距離適性、短めにシフトしてきていると考えるのが自然かもしれません。今回の敗因のひとつといってもいいと思い始めています。

3歳春にルメールが仕込んだ後方待機策。未完成なトモでスタートダッシュさせないこと、レースの中で気持ちをコントロールすること、終いをきっちり伸ばしきること、距離延長に対応すること、このあたりがメリットとして挙げられると思います。もともと気持ちのコントロールが効いているほうですので、それ以外の理由でしょうが、この待機策があの美しい弥生賞を生み、ダービーのタイトルを引き寄せたわけです。ダービーまでは、いや、凱旋門賞までは、これで妥当だったのでしょう。

今回の京都記念のパフォーマンスは、この戦略から、次のフェーズへ移行したほうがよい(必要にせまられる?)、割とわかりやすいタイミングになったように受け取っています。いまいまは1600から2000くらいがベストな距離かもしれません。古馬になってからのマイル戦なら、かつてはウオッカやディープスカイがそうでしたよね。距離短縮をこなせるのは先々も含めてプラス材料と思います。

そう考えるとマイル寄りの中距離馬にとって、大阪杯→安田記念→宝塚記念のローテーションは決定的に外したものではないのかなと思えてきたり。言ってしまえば、ダービー卿→安田記念、と間隔いっしょですものね。

この後の予定は大阪杯から宝塚記念ですが、大阪杯の前後で安田記念への修正が発表されないかなw 府中のマイルでマカヒキの末脚、観てみたい気持ちがちょっと膨らんできております。



最後に。

実はインフルエンザの診断を受けております。この週末は花粉症とダブルパンチで全く生活に精彩を欠いておりました。38度を超える熱がでると、だいぶボーっとしてから急に面白くなったりしますよねw 本当はクイーンカップを現地観戦したかったのですがそりゃあ無理ですわ。予想を止めて正解、現在は出勤も停止している身でございます。おかげさまで熱はひいてきましたので、後は関係各位に感染さないよう気をつけないと。皆さまもご注意ください。

幸か不幸か競馬のことを考える時間が取れていますので、この後3歳重賞を回顧しつつ、あれとこれが書けたらなーと思っています。徐々に集中力も戻さないといけないですしね。

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