2017.06.08


サトノアラジンがついにG1を差し切りました。

直線半ばまでインからずらっと並んだ「壁」。後方待機勢には進路が見いだせない、難しい流れになりました。イスラボニータ、エアスピネルはその典型でしょう。それに対して、決め打ったであろう川田の進路は大外。壁の外側までいけば視界はクリアですものね。ジョッキーも話していた通り、ワンターン+良馬場+外枠、ペースも含めて今回はもろもろの条件が味方になったようです。

ね。末脚の息の長さを分かっていながら、最後に外してしまったのは痛恨でした。リベンジに燃える川田、も個人的には重要なキーワード。買っておけばなぁ。

公式レースラップです。
12.2-10.6-11.1-11.6-11.6-11.0-11.3-12.1

当日の芝レースは坂下で上がりラップが最速になる傾向。やはり馬場がよい分、早めにスパートしてもラスト1ハロンを粘りこめるのでしょう。ロゴタイプ田辺はこれを理解していたであろう強気なラップメイク。あわやという展開をつくりましたね。残り400から追い出した時点で決まったか?と思いましたよ。

ロゴタイプについては、厳しい先行策になると見ていました。外枠スタートですし、ロジチャリスやサンライズメジャーなど切れ味勝負では…という馬が早めにプレッシャーをかけるイメージがありましたから。ただ、パドックでの見栄えがすばらしかった。7歳でピークを迎えたといってよいような出来。これで馬券からは外せなくなりました。スローにはならないだろう、という読みもパドックでほぼまとまりました。

おそらくはグレーターロンドンがギリギリまで出否未定だったことがロゴタイプ騎乗にまとまったものと推察していますが(あー、単に先約を重視しただけかもしれません)、パフォーマンスで示すあたりはさすが。人馬とも、勝ちに等しい内容だったと思っています。


イスラボニータはポケットにはいる不運で着順を下げました。いや、向こう正面からけっこうヤングマンパワー松岡のマークにあったようですけどね。外から押し込まれる形でしんがり負けだったブラックスピネルの後ろにはいってしまいました。松岡の狙いだったでしょうか。4コーナーではヤングマンパワーの後ろからステファノスに外を塞がれ、直線は粘るブラックスピネルとヤングマンパワーに前を塞がれました。どこかで視界をクリアにするチャンスはあったか、という観点でパトロールビデオを確認しましたが、ないですねw

ただ、進路がクリアだったとしても勝てない流れだったのでは、とも感じています。同じく直線内を突くことになってしまったエアスピネルの方が反応がよかったように見えていますし。末脚の持久力勝負が得意なタイプではない認識。秋の京都の方がチャンスがあるかもしれません。もうひとつ、獲ってほしいですね。


グレーターロンドンは出遅れからずっとポジションをリカバリーする流れ。道中息を入れる時間は少なかったように見えています。直線半ばで進路を確保してからの伸びは、これまで見せてきた脚色からするともう少しやれたような。でも爪に不安がでて、中間運動が軽めになり体重を増やしてしまった、という経緯からのこのパフォーマンスですから。

パドックで見た中で一番スケール感を感じたのはグレーターロンドン。順調にいけば秋はとても楽しみ。これまで東京と中山でしか走ってないですから、京都でも観てみたいですね。


レッドファルクスはエアスピネルと鍔迫り合い。レッドの位置がほしかった、とは武豊のコメントですが、直線はノンストップで外へ外へ。ようやく視界が開けたのはサトノアラジンのもうひとつ外。そこからの切れは素晴らしかったですが、ゴール前ではサトノと脚色が近くなっていたようでした。4コーナーで前後が逆なら、レッドはインで行き場をなくしていたかもですね。

マイルG1で2着ですから十分対応したといえそうですが、1400が一番合うような。スプリンターズSが目標になるのでしょうが、そのあとが気になりますね。


エアスピネルは差しにかけての5着。スタートからのポジショニングからすると、ペースを受けずに一発狙いという待機策に見えています。今回のメンバーで抜けた存在ではない、という評価があったのでしょうね。レッドファルクスの進路を付いていく訳には行かない分、直線はインで詰まる結果になりました。ラストの脚色はすごかった分もったいない印象ですが、戦略的には一か八かですのでね。やむを得ない結果という認識です。


ステファノスは戸崎の積極策が目立ちました。よくあの大外から中団まで潜り込みましたよね。3コーナー手前でビューティーオンリーをブロックし、4コーナーで仕掛けていったあたり、かなり攻めていた印象です。馬の出来もよかった。しかしG1は遠いですね。。。


アンビシャスを本命にしていました。ひねってひねって、差し脚が活きる展開になるのでは、という読みだったのですが、それ以前に実力を発揮できる状況になかったようです。トレーナーは「いつものアンビシャス」ではなかったとコメントしていますし。

わからなかったツイートされていた方もいらっしゃいましたが、爪の状態がいまいちだった様子。パドックはトモの踏み込みと爪とイレ込みのアンバランスな見栄えが印象的でした。追い切りもラストが踏ん張れておらず。敗因を数えれば、ねぇ、いろいろ引っ張り出せてしまうわけですが、もろもろベストな状態だったとしても、このペースを差し切れたかというと。。。 1、3着が1400の重賞で差した実績があるわけで、適性面からも今回は厳しい条件下でのレースだった認識に落ち着いています。



最後に。

こうやって書いてみると、有力どころが順調に秋を迎えた場合、マイルチャンピオンシップはとても面白い再戦になりそう。いまから楽しみになってまいりました。

安田記念をまとめ損なっているうちに、東京ダービーが終わり、森泰斗がダービージョッキーになりました。見事なレースでしたね。1、2着が強かった分、的場さんは善戦した3着というべきでしょう。残念ですが、そして酷な表現かもしれませんが、また来年。

一方で、有力馬の回避が相次ぎエピカリスがベルモントSで1番人気になる様子。春の府中のG1は終わりましたが、まだまだ楽しみなレースは続いております。

ダービー後にあれこれ思っていることもあるので、仕事が立て込んでこなければ、何とか書き切っておきたいなぁと。しっかりひと区切りしてからエピカリスの朗報を待てるのがベストですね。


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