2017.08.20


もう一週間以上経っていますが、人生初のダイヤモンドターンに行ってまいりました。

大井も数限りなく訪れていますが、ビュッフェスタイルな競馬は1度も経験がなく。「ブルジョアめ!」的な謎の拒絶反応などはなく、単に現地での自分の動き方に起因すると思われます。大抵はパドック、返し馬、購入、レース、これを自分のタイミングで切り替えながらローテしていますから、あまりカウンター席から俯瞰して、というリズムをもっていないんですよね。

今回は先日の北海道に一緒しなかった分、奥さんを連れていこうと思い立ちまして。オレ得とか言わないでくださいねw タイフェスもあるし食べるのは好きなのでじゃあ行ってみるか、と腰をあげた次第です。結構行き当たりばったりだったんですけどね。

そんな流れなので、いつものリズムで予想することは100%割り切って、いわゆるリゾート感覚?で臨んでみました。


いったんダイヤモンドターンに入場し、席とシステムを理解してから、いったん外へ。タイフェスの屋台で辛くないであろうご飯ものを注文し、並んでいるベンチでちょっと遅めの昼ご飯にしました。このあたりは奥さんの優先順位に沿う形で。その間に1レース終わってますからね。見すると決めるわけでもなく、目の前のレースを完全スルーする違和感を多分に感じておりましたね。

外れた理由をお酒のせいにしたくなくて、競馬場ではめったにアルコールも取らないのですが、いい意味で割り切っていますからね、ご飯した後にシンハービールを注文して芝生に座り、もう1レースを眺める感じ。いやー、予想をしないと時間がのんびり流れます。

ベビーカーおしていらっしゃる方、すでに出来上がっていていいテンションな20代前半と思しき一行、いずれも馬場読みという用語も耳にしたことがないかも、という皆さんが馬券を買ってご飯しながら飲みながらワイワイやっていました。いまではありふれた光景なのでしょうが、だいぶ変わったなーという感慨と、この取り組み方のほうがきっと一般的で健全なのだなーなどと観察しておりました。

競馬場は必ずしも競馬を目的に集まる場所、ではなくなりつつあるのでしょうね。そういう層はパソコンやスマートフォンの投票画面に集っているのでしょうから。曜日や時間帯に合わせて、主なターゲットになるライトユーザーが退屈せずに滞在できる場所。飲んで食べてイベントがあって子どもが遊べて、そこで馬も走っている、くらいがちょうどよいのでしょう。以前からの戦略でもあるのでしょうが、ここのところはより明確に集客に表れているように感じました。


ステージではヒーローショーの司会のお姉さんが後ろから敵に襲われていましたw ショーの冒頭、お姉さんは気づかずにナレーションを続けているわけですね。そうするとちびっこが「うしろ!うしろ!」ってwww …えー、半世紀近く前にですね、「志村、うしろ!」っていう台詞が流行りましてですねw プロットが変わっていないんだなーなどと奥さんとステージから少し離れたところで爆笑しておりました。案の定お姉さんはさらわれておりましたよw

…こじれたベテランファンはこれらを邪魔しないように、でも変に遠慮はしなくていいよね、くらいがちょうどいいのでしょうね。競馬がたくさんのひとの話題になり続ける仕掛けつくりはきっと順調なのでしょう。


行き当たりばったりの流れでしたので、野馬追が見られたのは本当に偶然。残り200m あたりで見ていたのですが、迫力がありましたね。バリアゲートなんて言葉もない時代からの競べ馬ですから、趣はだいぶ異なりました。周囲にちびっこがおりましたが身を乗り出して観戦していました。これ以上乗り出したら危ない&ちょっと邪魔、と思いながらでしたけどね。


ダイヤモンドターンは快適でした。基本は数名でひとつのテーブルを囲む形ですが、カウンター席も設けられていて1~2名でも全然違和感なし。1席ひとつモニターつきでした(オッズと映像を切り替えられるとベターですね)。各料理も途切れることない贅沢さ。

タイムサービスもありましたね。券売機近くにだんだん列ができ始めて、これがその場でカットするローストビーフ待ちとわかった途端、動きましたよ奥さんがw いやこれがおいしかった。とりあえず本人は満足したようで、よかったです。


いちおう馬券は買っていまして、中穴くらいかな、バナナボーイという馬を笹川がうまく持ってきてくれました。その後、ローストビーフを抱えた奥さんが行列のあちこちで「バナナボーイが。。。」「バナナボーイにやられた」と噂していたとw そもそもが何ともいえない語感ですしねw これもまた現地の空気ならではの笑い話になりました。


黒潮盃はブラウンレガートの圧勝。的場文男の4コーナー、2頭の間を割って出る様はさすが。好位の内をキープしての突き放しですから、他馬には抗するチャンスがほぼありませんでしたね。強かった。改めて、ヒガシウィルウィンの強さも引き立った格好。エピカリス含め、JBCクラシックに揃うようなら。楽しみですねー。

東海のドリームズラインに期待してみましたが、さすがに厳しかった。父同士は宝塚記念で当たっていますからね。そんな因縁を絡めて買ってみるのも楽しみ方、といいますか、シンハービールが残っていたせいかな。ドリームジャーニー、単勝で仕留めた思い出の分、負けてしまったようです。



最後に。

ブログの更新はゆったり目になっていますが、競馬はバリバリ観ています。G3っぽい札幌記念はサクラメガワンダーに重なるようなサクラアンプルールでしたが、北九州記念と合わせて人気薄のナリタを拾い損ねておりまして、正直厳しいなーwなどと地団駄踏んでおります。

アロゲートは全力を出す素振りのない2着でしたし、ウィンクスは絶望的な出遅れから力の差で差し切りましたし(Winx Official でインスタがあるんですね)、恒例のモレイラ祭りにはちょっと便乗していますし。ブレイブスマッシュやトーセンスターダムの豪州の検討も確認しています。

やっぱり反射的に思ったことをテキスト化するのが不慣れなのでしょうね。Twitter もRTやいいねを押すくらいがしっくりきています。でも書きたいときはあるんですよねー。ある程度の習慣化はさせておきたいと思いつつ、リズムの作り方はまだ試行錯誤中です。


2017.08.11


ローズプリンスダムがきれいに差し切りました。

4コーナーまでインをキープして、直線に向いて一気に外に出しました。件のエピカリス包囲網がありましたから先行馬がインにインに寄るところ、きれいに進路を確保できました。そういう意味では人気薄だからこそ、というスムーズさであったかもしれません。

木幡巧也は初重賞制覇。直線の伸び脚よりは、向こう正面で押しながら先行馬群についていった判断と4コーナーで先行馬群と若干の間隔を置いた判断が光って見えています。ジャパンダートダービーのリゾネーター、終始前に前に攻めてラストに脚が鈍っていましたから、今回はメリハリをつけて乗るつもりだったでしょうか。強気はそのまま、より戦略的なライディングになっていってほしいなぁ。おめでとうございました。

公式レースラップです。
12.3-11.1-12.7-13.1-12.5-12.8-12.9-12.7-12.8

エピカリス包囲網について。凄かったですね。どこが致命傷だったということもないでしょうが、ポジショニングが後手に回ったという視点ですと、1コーナー手前でノーブルサターンに押し込まれ、タガノカトレアに前にはいられたあたり、このあたりで何とかしたかったかな。それよりは、その2頭の直線での粘りがルメールにとっては誤算だったかもしれません。早々に下がってくれば捌く余地もあったでしょうから。

直線に向くまで外に出す余地も少なく。直線でノーブルサターンの内が一瞬開きましたが、アクセルを踏んだ瞬間にノーブルサターンが締めてくるという不運。これだけタイトだと、むしろラストによく捌いて3着だったとみるほうがよいかもですね。

金子京介さんのツイートが回ってきまして、エピカリスの右前にエクイロックス、鉄橋鉄、治療のための充填材などを確認していました。スピードに乗っているところで急に進路を変えると、軸足をグッとひねる動作が必要になる場面も想定されます。直線で進路変更するには右前を軸にするでしょうから、ひょっとしたらルメールは無理を強いることがないよう、甘んじて包まれていた面もあるかもしれません。レース後のコメントもコンディションはよかった、ですからね。勝敗に執着していなかったことが窺えます。

一口持っている方には踏んだり蹴ったりの結果と思われますが、今回のセーフティな乗り方が実は重要なポイントだったと後々振り返ることになるかもしれませんからね。自分は全く悲観していません。



最後に。

ローズプリンスダムのお父さん、ロージズインメイを見学してすぐにこの結果ですから、買っておけばねぇ。でも、見学の時間中、ロージズインメイにはずっとお尻を向けられていまして。一瞥くれてからお尻向けて飼葉桶に向かうわけですから、あえてやっているんですよねw 息子には馬券でそっぽを向かれてしまいましたから、さてどうやって仲良くしていこうかしらw

その分ではないですが、小倉記念はタツゴウゲキ、サンマルティンの馬単をしっかり取れたので、気持ちの面ではプラマイゼロ?ということで。

2017.07.31


アエロリットの逃げ切りでした。強かった。

1コーナー手前までにシャルールと雁行していたことで、逃げの選択は強くなったでしょうね。包まれないようにするにはこの方がベターですし。スタートから強くプッシュする所作は見えませんでしたが、2ハロン目が11.2ですから(もっと緩んだラップかと思ってました)ペースとポジションを深追いしないギリギリを攻めていたともいえそうですね。

その公式レースラップはこちら。
12.2-11.2-11.8-11.6-11.5-11.9-12.1-11.5-11.9

シャルールが2番手で控えたこと、1コーナーまでにヤマカツグレースがポジションを取りきれなかったことも遠因にはあるかな、1、2コーナーで単騎逃げの態勢が整いましたので、リアルタイムで観ていてもレース前半で安心してみていたでしょうね(所用で映像はあとで確認しました)。

ストライドがゆったりめですから、馬群で立ち回った際にリラックスした追走ができるか、加速力で勝負できるか。課題は今後に持ち越した格好になったと思っています。でも、内枠からでも心配が少ないことがわかりましたから、これは秋華賞が楽しみになりました。

2着トーセンビクトリーはラストの加速に力強さが増したでしょうか。キングカメハメハらしくなってきたとも角居厩舎らしくなってきたとも。でも2着を確保できたのは枠の恩恵が大きい印象があり。東京は未勝利ですが、府中牝馬とか面白そうですね。

直線向いてからのヨレは鞍上が少し攻め過ぎたせいでしょう。ひとつ外のシャルールが下がったところに持ち出そうという意図だったのでしょうが、シャルールが頑張った分、直前のヤマカツグレースに早く接近し過ぎた様に見えました。トーセンビクトリー自身が鞍上のゴーサインと前に乗りかかるリスクの板ばさみになった結果、自分でカラダを捩ったというのが自分の見立てです。残念ながら鞍上はもっていかれている様子。ここは制御してほしかったですね。

マキシマムドパリはスタートダッシュに見劣りした格好。というよりヤマカツグレース池添がさっと前にはいっていましたから、その後手ひとつが痛かった。前走と変わらないスタートのように見えますので、1コーナーまでは少し距離のあるコースがよいかもしれません。

アドマイヤリードは展開スポイルのひと言。いわゆるノーカウントでよいと思います。前走が神騎乗でしたから、どうしてもマイナス要素を探しやすい人気馬になっていた認識です。同じ鞍上でいうならアンビシャスで臨んだ中山記念の負け方が近しいでしょうか。秋の巻き返しは十分と思います。



アイビスサマーダッシュも少々。

ラインミーティアのスタートから坂を登るまで、の鞍上西田のさじ加減。本人も決め打ちしたとコメントしていましたが、先行勢のスタートダッシュ、ものすごいですからね。あれを見たら間に合わないとあせるのが普通でしょう。経験からくる溜めは胆力の証ともいってよいと思います。

フィドゥーシアは1番人気にふさわしい進め方。すべて振り切ったところで人気薄に差されたわけですから力は示しました。2走前の春雷Sで9番人気だったことから考えれば、前年2着のネロを抑えての1番人気はちょっと過剰であったかもしれません。…逆か、2連勝からの重賞2着というステップアップこそ評価すべきでしょうね。

ネロは出負けとはいいにくいわずかに見劣るダッシュ。ハミがかりがうまくなかったでしょうか。あっという間に外からスピリッツミノル、フィドゥーシアに行かれ、一時は内枠のイオラニに1馬身近く出られる後手の展開。結果的にメリハリのないレースになってしまったようです。戸崎が慌てた部分もあったかな。もったいなかったですね。



最後に。

夜に録画していたフジの中継を観たのですが、一番予想が当たっていたのが小倉メインのダイアナヘイローという。ニシノラッシュは相手候補にいいなーくらい思っていましたから。ええ、買わないときに限って、というやつです。見と決めた自分がいるわけですが、何ともいえないですね。来週、ええ来週頑張りましょうw

2017.07.17


ヒガシウィルウィン、久しぶりの地方所属馬の勝利となりました。

4コーナーの手応えでは、ちょっと難しいかなと思っていました。サンライズノア川田がインと先行策に拘った勝負をかけていて、ほとんど上手くいってましたからね。大阪杯のステファノスを思わせる積極的な騎乗。惜敗でしたが、すばらしかった。

森泰斗から乗り替わった本田正重は直線外に出すよう指示を受けていたとのこと。外の馬へ配慮しながら力強いイン→アウトで直線5分どころまでヒガシウィルウィンを持ち出しました。前走東京ダービーの後半5ハロンは、12.6-12.8-13.4-12.3-12.4。ラスト2ハロンはほぼヒガシウィルウィンのラップですので、1頭だけ末脚が抜けていたと理解をしていました。期待を裏切らない末脚。ゴール直後は自分の馬券そっちのけでテンションが上がってしまいました。

公式レースラップです。
12.2-11.5-12.1-13.1-13.1-12.5-12.7-13.3-12.3-13.0

1コーナーまでの長さを利して、外からノーブルサターンがぐっと主張しました。ヒガシウィルウィンの素晴らしいところは、そのノーブルサターンが被せてきたところでスッと力を緩めたこと。この道中を控えて走れるあたりが2000mのG1を制したポイントと思います。せーので小気味いいスタートを切ってスピードにのせていく様はサウスヴィグラスっぽさを感じるところなんですけどね。2ハロン目は11.5。このきついラップを引く形にできたこともスタミナ面では大きかったでしょう。

東京ダービーを観るまでは、北海道2歳優駿でエピカリスに大差(2秒4)の2着というイメージが強かったのですが、少しずつ力をつけていった、という慣用句が掛け値なしに当てはまるのでしょうね。北海道時代も含めて前走から距離短縮して臨んだのは、全日本2歳優駿でG1にチャレンジした1度だけ。徐々に距離を伸ばしてG1制覇に至る戦歴には、きっと長期的な視野があったことでしょう。

いっしょに現地観戦した悪友とは、サウスヴィグラスのマッチョな思い出語りを。それこそいっしょにサウスヴィグラスのJBCスプリントを観戦していますからね。母父ブライアンズタイムが大きいでしょうとか今後は距離短縮にシフトしてマイルグランプリあたりで会えるかもとか、相変わらずな軽口を叩いておりましたね。でも、古馬になっての短距離シフトは妥当な気がしていますけどね。そうですね、佐藤賢二調教師の名前はトーシンブリザードとともに記憶しております。こちらも懐かしさを覚える切り口ですね。


馬券的にはサンライズノヴァから。本当は本命でよいのか、パドックでじっくり確認しようと思っていたのですが、当日パドックに間に合わなくてですね。。。 当日の諸々の動きから、バスで大森に向かう経路を取ったところ渋滞に巻き込まれてしまい。。。 えぇえぇ言い訳ですよw

メイン前までのレース映像はオンラインで確認していて、馬場の中ほどが伸びる傾向と、気持ち時計が速くなるのでは、という見立てをしていました。そこからユニコーンSの切れ味を信じてみたんですけどね。思ったより走破時計は速くならず、サンライズノヴァは直線スタミナ負けした形で下がっていきました。

走破タイムからイメージしているのは、ここにエピカリスがでてきたら1強だったのでは、ということ。このたらればは、特にキャロットで一口持っている方には残酷かもしれませんね。レパードSが強さの確認をするだけになるなら、ほぼその見立てでよいように思っています。海外遠征後ですから、そのあたりは気をつけて。

なお、サンライズノヴァについて、戸崎は距離に敗因を求めていましたが、そのあたりは秋のパフォーマンスで見えてくるように思っています。

リゾネーターも少々。力は足りていたように思いますが、1コーナーでポジションを深追いしすぎた印象。もっとも速いラップの箇所で前のペースを追いかけてしまいましたので、直線の失速はやむを得ないところかな。木幡巧也のキャリアからすればナイストライという部分もありますね。それ込みで買った部分もありますし。こちらも秋を楽しみに。



最後に。

悪友とは久しぶりの邂逅。どうやらフェブラリーS以来の現地観戦でした。それぞれ抱えるものもありますので、時間を合わせるタイミングに慎重さがでていましたね。近況報告していたら帝王賞でニアミスしていたことが判明。あちらは馬券を当てていましたねぇw お互いクリソライトからはいっているのに、こちらは折り返しなしの馬単で突撃していましたから、ちゃんと福永の出遅れに関する恨み言を申し上げた次第ですw

そうですね、1日ゆっくりとふよふよ馬券を買う日があってもいいですね。どうしても何かをこなしてからメイン少し前に現地入り、というパターンが多くなっていますから。もちろん当たるとは限りませんけどね。


2017.07.09


スパーキングレディーカップはアンジュデジール。

3、4コーナーでの他馬との手応えの差は明快、直線入口でララベルのインに切れ込んだのも、その余裕のなせる業であったでしょう。好位のインをキープし続けた横山の勝利ですね。うまいなぁ。

公式レースラップはこちら。
12.7-11.6-12.8-13.7-11.7-12.7-13.0-13.4

ジョッキーのツイートでラップに基づく分析は初めてみたような気がします。レース後、森泰斗は11.7の箇所でどうしたかがポイントと語っていました。当事者がどう見ているのか、一般的な分析と変わらないとしても、それはそれで参考になりますね。

52kgという斤量は末脚の持続力勝負にはアドバンテージとなったでしょう。それにしても手応えが違ったように見えたのは、夏を越して見極めることが出来そうですね。おそらくは1戦叩いてJBC。楽しみな馬がでてきました。

レース後のインタビュー。ホクトベガメモリアルであることを振られての鞍上の笑顔は印象的。「競馬場の粋な計らいで」。テキストにすれば、レースに冠していることへの感謝を示す内容ですが、とてもいい笑顔で語っていました。何ともいえない、いい笑顔でしたね。

本人がかなりの間、悔恨の気持ちを抱えていたこともいくつかの記事で目にしていました。その後放送されたテレビ番組もリアルタイムで見ていまして、沈痛な表情で答える姿も覚えています。苦しかったでしょう。先ほど調べたら「驚きももの木20世紀」という番組でした。

時間は妙薬と言いますが、落としどころを見つけて静かに越えていくには十分な年月を経たものと察しているところです。当事者の心情とは比べるべくもないですが、お互いに、と表現したいですね。あの笑顔は、ひとつよかったなと思わせてくれました。


この土曜は実家に顔を出して片付けなどなどをやっておりました。思いがけず、サラブレの付録だったホクトベガのポスターを見つけまして、ひとり分の勝手な、感傷的な文脈が連なっているところでございます。著作権という少々野暮な問題がありそうですので画像で紹介するのは控えるべきかしらと思っていますけどね。壮行レースとなった川崎記念のワンシーン。懐かしいです。

そのポスターは表裏両面でして、裏は当時のアメリカ最強馬シガーなんですよね。シガーへの憧れは強かったなぁ。サンデーサイレンス隆盛の日本のレースとは異なる強さを示していたことは察しておりました。ほぼポスターを貼らない人生を送ってきましたが、シガーは貼っていましたね。ホクトベガを直視できなかった、という認識はないのですけど。んー、ひょっとしたら深層の心理では何かあったのかもしれませんね。


2014年だったようですが、レース名に名馬の名前を冠する企画がありました。選び出したらきりがないのでしょうが、例えば殿堂馬を対象にするなどして常設するのがよいのでは、と改めて思うところです。後の世代に語っていくにはいい仕掛けですよね。毎年1度は反芻することになるわけですし。地方交流の口火を切った名馬なら、というのは早速きりがなくなってしまうでしょうか。

「粋」という言葉、久しく語られていないように思いました。悲しい記憶も踏まえて「ホクトベガメモリアル」と冠した判断は素晴らしいものと改めて。アンジュデジールにはどのくらい期待を寄せましょうか。ファンは長く続けるものです。