2017.09.12


サトノダイヤモンド、レース後の状態は問題ないようです。

ルメールのコメント通り、残り150でやめてしまったことがショッキングな負け方とも映ります。結果的に4着でしたが、着順はあまり問題ではないでしょうね。府中で2:24.0のハナ差争いをした馬は、2:35.86の勝ち馬から3馬身以上離されました。いやぁ、なかなかに難しい結果です。

フランスギャロの映像はこちら。
Qatar Prix Foy 2017 - YouTube

また、フランスギャロにルメールのコメントが掲載されていました。
Arc trials quotes from best horses' connections | France Galop

以下、全文引っ張ります。

“I have the impression that everyone is asking questions about the leader, that he ran in bursts. Maybe, but we went at a regular pace with Satono Diamond. He took four or five big breaths during the race, I think that there was a lack of pace in the race as well as a lack of condition in the horse. The ground was not optimal. He hasn’t run since May, and he lacked the necessary resources in the final 200 meters. In these conditions, and against Group 1 horses, we are in our place. This race will bring him on, open up his lungs. I think that he will respond better in three weeks. That aside, if the ground should get even softer, it won’t be ideal for us.”



lack, lack, lack。"not optimal "もほぼ同じ意味でしょうから、ルメールは「不足」という表現を4回使用したことになります。この表現が今回の結果を何より象徴しているのでしょうね。

戸惑うサトノノブレスが引っ張る展開、コメント冒頭でregular だったとフォロー?しつつも、道中4、5回息が入った(=望まないスローペースだった、と読み取れます)ことを示唆。川田…。

雨を含んだ馬場も5月以来のローテーションからくるコンディションも、勝負には十分でなかったというコメント。凱旋門賞に向けたひと叩きである、という前提を滲ませているようにも聞こえますね。

馬場に関連して。以前の凱旋門賞に関連した投稿で、バレーボールとビーチバレーくらい異なる競技という例えを持ち出した記憶があります。排水性を突き詰めた路盤と、エアレーションで微調整されたエクイターフ。この上で最高のパフォーマンスを見せてきた馬には、これまでと相当にかけ離れた条件に直面したものと受け取っています。走りにくそうでしたものね。

個人的な心象は、強いグリップが必要な馬場でピッチを要する加速力勝負、この条件で思った以上に負けてしまったというもの。ピッチにもストライドにも寄っていないフォームがサトノダイヤモンドの特徴でしょうから、その特徴を活かせない条件下での敗戦と理解をしているところです。残り400を待たずに負けを確信していましたし。

…ちょっと別の角度から。セプテンバーしかり、欧州でのディープインパクトのテストケースが増えている状況下で、サトノダイヤモンドの走りはどう映ったでしょう。エイシンヒカリのイメージで評価されているなら、ちょっと期待を裏切ってしまっているような気もしますね。


どうやら、ニエル賞勝ちのクラックスマンもヴェルメイユ賞勝ちのバティールも、凱旋門賞には向かわない様子。バティールは登録自体ないようですし。そうするとやっぱりエネイブルが最右翼ですよねー。フォワ賞勝ち馬のチンギスシークレットは、陣営のコメント通り馬場の悪化で素直に評価をあげるのがよさそう。そうですね、馬場への要望はサトノダイヤモンドとは真逆ですね。

厳しい見通しになったことを前置きとしつつ、凱旋門賞までの3週間、個人的には諸条件がどれくらいlack からfullness に上向くか、という期待感をもって楽しみたいと思っています。大体のlack は顕在化したでしょうから。

直線手前を変えて抵抗する姿からは、悲観する状況にはないだろうと思っています。楽観に過ぎるでしょうかねぇ。まずは無事に。


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